「白死蝶/アルルカン」を聴いてみた!

音楽感想

試聴

白死蝶収録CD紹介

・シングル「アルルカン」収録
・シングル「価値観の違いは唯一の救いだった」初回盤収録

白死蝶感想

多分ディレイのエフェクト?がかかっていて、リズミカルな筈なのにギターの反響音もあり、何だかとても聴いていて不思議な感覚になるイントロから始まります。

“「終わりのない螺旋をなぞって」
揺り籠の中で見つめた運命
繰り返され 染まる魂は
再生の軌跡 辿っていく

姿を変え あるものは空へ昇り
あるものは海へ還って
深い眠り 夢が覚める頃
この血は何も思い出せずに”
―「白死蝶」歌詞(作詞:暁)より引用―

ゆったりと沈み込むようなクリーンギターと共に始まるAメロ。
何だか深淵のような場所に1人で立っているような感覚があります。

Aメロの後半はイントロと同じ、反響する音の中で歌われていますので、これはこれで神秘的な感じです。

「終わりのない螺旋」=DNAと捉えると、輪廻転生的な何かを歌っているように思います。

一度死んで、別の生き物に再生して、前に生きていた頃の記憶は全てなくして再び生まれようとしているのです。

“数えきれぬ程 交わした約束
移る意識も浚われていく事も知らずに”
―「白死蝶」歌詞(作詞:暁)より引用―

「生まれ変わったら……」「生まれ変わっても……」そんな約束を交わした人が世にどのくらいいらっしゃるのかはわかりません。

でも、そんな約束をした事も、忘れてしまうのです。

何か物があった筈なのに、波がさらって全て無くなってしまった海岸のように。

“生まれ変わる記憶が廻りだす
ふわりふわり
ゆらりゆらり
残酷な朝が重なって

移り変わる季節が廻りだす
ひらりひらり
きらりきらり
君と居た場所で 蝶は舞う”
―「白死蝶」歌詞(作詞:暁)より引用―

サビ。
「ふわりふわり ゆらりゆらり」「ひらりひらり きらりきらり」語感もさる事ながら、落ちながら廻っているようなメロディが個人的にはとても好きです。

季節は巡り、転生して恐らく蝶になって、それでも何となく普通であれば忘れてしまうハズの約束を覚えていたのでしょうか。
「君といた場所」に戻り、蝶が舞っています。

タイトルが「白死蝶」というくらいなので、きっと白く美しい蝶なんだろうな……

ずっと思い出せないでいるのに、何故かそこにいなければいけない気がする……想像する光景に淡く滲む寂しさが美しいと思う1曲です。

リンク

白死蝶(アルルカン収録)/アルルカンの歌詞|『ROCK LYRIC』

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