試聴
消えてしまいたい夜に収録CD紹介
・ミニアルバム「BLESS」収録
消えてしまいたい夜に感想
“あーもう全部
消してしまいたい夜に
口遊む 願いの歌よ
「本当のこと」だけは残して
それ以外 さようなら バイバイ”
―「消えてしまいたい夜に」歌詞(作詞:暁)より引用―
夜に1人ロックギターを持って弾き語りをしているような、軽快なようで少し寂しさを感じる始まり。
タイトルの事を考えると、残す「本当のこと」の中に自分の存在を含んでいるのかどうか、心配になる所です。
“好きだった だけなのに いつの間にか
壊れ物でも 見てる ような目だね
誰かに 頼まれてた訳じゃないから
嫌いになって 捨てられる筈もない”
―「消えてしまいたい夜に」歌詞(作詞:暁)より引用―
Aメロでは転調したような感じがします。
切なく響くクリーンギターをバックに引き続き寂しげに歌う声が合いますね。
主人公は相手を好きだったのに、相手からは嫌われてしまったのでしょうか。
それでも相手の事が好きだから、主人公は相手の事を諦めきれないでいるようです。
“さぁ 苦しみで吐き出して
-どうして 此処にいるのかを-
何も わからないままじゃ
消せるもんも 消せやしない”
―「消えてしまいたい夜に」歌詞(作詞:暁)より引用―
メロディがどこか明るい雰囲気に変化するBメロ。
自己否定に走った結果、自分の存在意義を問い始めてしまう人はかなりいるのではないかと思います。「何で自分は生きているんだろう?」「どうして自分は此処にいるんだろう?」
その答えがわからないから、この後始まりよりも少し明るい雰囲気でサビに入るのですが「あーもう全部 消してしまいたい」と自暴自棄な歌詞に繋がっていくのではないかと思いました。
自暴自棄になりながらも何とか日々をもがいて生きている人。
そんな人が聴いたら、もしかしたら苦しみの低減に繋がるのかもしれません。是非一度、聴いてみては如何でしょうか?
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