「好奇心、僕を生かす/アルルカン」を聴いてみた!

音楽感想

試聴

好奇心、僕を生かす収録CD紹介

・ミニアルバム「BLESS」収録

好奇心、僕を生かす感想

イントロの最初の方の独特な音階で一気に楽曲の世界観に酔います。

そして、イントロ後半は、夜の大人びた空気を感じます。

“子供の頃に言われた
「真面目だね」って
一言の モヤモヤで
-ソレは芽生えた-
意味のない嘘もそう 苦手になって
違和感だらけの日々に 距離を置きました

誰を信じたら いいのかもまだわからなくて
疑い始めたら 戻れなくなる気もしていた”
―「好奇心、僕を生かす」歌詞(作詞:暁)より引用―

Aメロのメロディの乱高下には少し不安を掻き立てられます。

「誰を信じたら」以降のBメロは、どこか無言の強迫観念すら感じます。

子供の頃に言われた「真面目だね」の評価1つで、自分の言いたい事が言えなくなってしまったのではないでしょうか。

そんなぐるぐる、モヤモヤとした感情がこの楽曲には渦巻いているようです。

“言わないことがあるだろう?今でもそうさ
なんだか 変な風に なってしまうから
ベタベタと触れられて しまっても
堪えて 愛でていよう 静かに そっと

全て 重なって
ぶちまけた時が気持ちいい
殺していた声はナニカと弾けてった”
―「好奇心、僕を生かす」歌詞(作詞:暁)より引用―

本当は触れられたくない所に触れられても、周りの空気を気にしてそれを拒否する事すら出来ないでいる主人公。

「堪えて」とありますが、堪えているうちに恐らく心の内で膨らんでいく何かはあったのではないでしょうか。

だから、その何かをぶちまけた時に、気持ちよさを感じるのだと思います。

“手垢にまみれながら よがり育つ
偏見だって初めは知識だった
もし俺がくだらないヤツになったら
笑って観て 終わりの始まりだって”
―「好奇心、僕を生かす」歌詞(作詞:暁)より引用―

サビは特異的であまり耳馴染みの無い動きをするメロディとリズミカルさが合わさり、とてもトリッキーな印象を受けます。

「手垢にまみれながら」というのは決して放置されて育ってきたとかそういう訳では無い事を示しているのでしょう。

ただし、そのかけられた手を受け入れられず、斜めから穿った見方をしてしまっているのだと思います。

そうやって人を受け入れずに生きてきた自分が、大人になってくだらない事ばかりするどうしようもないヤツになっていたら笑ってくれと言っていますが、これはもしかしたらファンへ向けた言葉なのかもしれません。

この曲を歌っている自分が聴いているファンにとってくだらないと思えるようになってしまったのなら、その時は嘲笑って構わないと、そう言いたいのかもしれないと感じました。

始まりから終わりまで一貫して特異的な、やや狂気的な雰囲気を孕んでいる一曲です。

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