「破れた電報/cali≠gari」を聴いてみた!

音楽感想

破れた電報収録CD紹介

・アルバム「8」収録

破れた電報感想

一定のリズムで鳴り響く歪んだ不協和音に、掠れた声で歌い出すボーカルのメロディ。

しかも音が下がるように歪んでいて、とても不安感を掻き立てられ、狂った感覚すら覚える一曲となっています。

主人公ももしかしたら、何らかの理由で狂ってしまっているのかもしれません。

“よく知っている見知らぬ人がいる。
子供がしゃがんでその人を見ている。

「この人は誰なんですが?この人は誰なんですが?」
―――って言っているのに!”
―「破れた電報」歌詞(作詞:桜井青)より引用―

よく知っている見知らぬ人とは、忘れ去ってしまった大切な人の事なのでしょう。
恐らく、その人をしゃがんで見つめている子供が、狂ってしまった主人公なのではないでしょうか。

“楽しかった思い出が溢れ出せば、
そっと責め立てる懐かしい残酷さ。”
―「破れた電報」歌詞(作詞:桜井青)より引用―

しかし、ふとした瞬間に正気に戻る瞬間があり、その間は罪悪感に苛まれてしまっているのでしょうか。

そして、狂ってしまった主人公は、とても大切なものを見過ごしてしまっているのです。

それが、歌の終盤に出てくるこの部分。

“テーブルの上で死んでいた電報が破れたまんまで僕を叫ぶ!
「帰りたい―――!」”
―「破れた電報」歌詞(作詞:桜井青)より引用―

この、「死んでいた電報」とは、恐らく狂った主人公により破り捨てられ、読まれる事の無かった電報、ではないでしょうか。

その内容は、例えば肉親や親しい知人の危篤を知らせるようなものだったとしたらどうでしょうか?

それを、ふと正気に戻った瞬間に目にし、理解してしまったとしたら。間に合わなかった事まで理解してしまったとしたら。

この曲は、それまではどこかぼそぼそと上の空で歌っているかのようだったボーカルが、最後、急に感情を露わにして、これでもかと繰り返し繰り返し歌い叫ぶ事で終わっています。

「帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたああああい!!!」と。

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破れた電報(8収録)/cali≠gariの歌詞『ROCK LYRIC

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