桜花咲きそめにけりを聴いてライブハウスを応援しよう!
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試聴
動画
桜花咲きそめにけり収録CD紹介
・シングル「桜花咲きそめにけり」収録
・アルバム「Neo culture~Beyond the world~」収録
桜花咲きそめにけり感想
最初ははらはらと儚く散っていく桜吹雪のような雅な琴の音色が響き、やがてその音はバンドサウンドが入る事により力を増していきます。
笛や和鼓の音もよくよく耳を澄ますと聴こえてきますね。
“人はよし思い止むとも 忘れ得ぬ 暮れにける春日”
―「桜花咲きそめにけり」歌詞(作詞:浅葱)より引用―
Aメロから力強いビブラートを響かせるASAGIさんの歌声が堪能出来る訳ですが……
歌詞は古語調になっています。
Weblio古語辞典を参考に考えてみます。
この主人公は恐らく、考えるのを止めてもずっと心から離れない誰かがいるのだと思います。で、その人の事ばかりが頭から離れずに春の一日が過ぎてしまいました。
“紅の深染の土 雨降りて うつろはめやも”
―「桜花咲きそめにけり」歌詞(作詞:浅葱)より引用―
紅に染まる土……血が染み込んでいる土という事でしょうか。
その紅が雨によって流れてしまい、まるで何事も無かったかのように元に戻ったもので、実は何事も無く今まで通りでいられるんじゃないかと、それが嘘だと知りつつも何となく淡い期待を抱いてしまう……そんな心情なのかもしれません。
“花は咲けども我が身は 哀慟血泣に堪へず 夜ごとに
亡き人思ほゆ 我が色 皆人らが後の表”
―「桜花咲きそめにけり」歌詞(作詞:浅葱)より引用―
Bメロは拳が似合いそうなリズムをしています。重厚な音なのに、同時に流れる和鼓の音がどこか雅に彩るので、何だか不思議な感じがします。
Bメロの歌詞を見ていて、もしかしたら主人公は桜の木なのかもしれないと感じました。
その桜の木の下で亡くなった誰かの事を、人は忘れても、桜の木は何年も何年も、何度花を咲かせても散らせても、忘れられずにいるのです。
そして、桜の木自体が墓標のようにもなっているのです。
“「ねがわくは桜のもとにて春死なむ」
思へども 悲しきものは 世の中にあり
散りぬる 心緒 人こそ知らね桜は知るらむ・・・”
―「桜花咲きそめにけり」歌詞(作詞:浅葱)より引用―
サビ前半は満開の桜が目に浮かぶようです。
音程が上がる「散りぬる~」以降のサビ後半は、はらはらと散る桜吹雪というよりももっと勢いの良い、まさに美しい吹雪のような桜の光景が目に浮かんで来ます。
恐らく、桜の木自体が、「死ぬなら自分の所で、花満開の春の時に死んでくれたら、自分の一番良い姿で看取ってあげる事が出来るのに」と……そう思っているのだと感じました。
うーん、いやもっとこう、桜の思いやりがある感じにしたいのですが、なかなか言葉って難しいですね。
その思いは、人が知らない、桜しか知らない思いなのですから。
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