追憶/D≒SIRE~レビュー162曲目~

~追憶収録CD紹介~

・アルバム「終末の情景」収録

・アルバム「異窓からの風景~想刻~」収録(再録)

・アルバム「異窓からの風景~失われた終末の情景~」収録(再録)




~追憶感想~

私はあいにく再録版を持っていない為、「終末の情景」に収録されている原曲を聴いての感想となります。
結構、90年代V系が好きな方の間では名盤と評価される事も多いCDですので、気になった方は是非CDで探して見てください。

最初、イントロのギターがポロポロと鳴る音が印象に残って仕方ないですが、クリーンギターが響き渡るポップで聴きやすい楽曲です。

“記憶が途切れる 最後の瞬間 貴方に抱かれて 眠りたいの
狂おしく立てた爪よ 傷跡を残して… 心を繋ぎ止めて”
―「追憶」歌詞より引用―

主人公は曲の始まりから気を失いかねない程に、既にボロボロな状態になっています。
そして記憶が途切れ倒れてしまうその瞬間には貴方の側で抱かれ眠りたいとの希望を元に、今は倒れるまいと自らを傷つけてどうにか倒れそうな心を繋ぎ止めている……そのような状態なのだと思います。

“遠ざかる時間の向こう 貴方を探していた
見えるはずのない面影 誰かに重ねていた”
―「追憶」歌詞より引用―

歌詞の主人公が貴方を探しているという事は、貴方は今主人公の近くにいない事になります。
誰かの顔を見る度に面影があるように見えてしまう程に大切な貴方が。
なので主人公はずっと貴方を探しているようです。

“残された記憶を 手繰り寄せるように
明日も見えぬまま …歩いた”
―「追憶」歌詞より引用―

過ぎた時間に思いを馳せる事を追憶といいますが、ここで主人公が、貴方との思い出を追憶しながら、あてもなく、思い出の場所等をただひたすらに歩き回っているのでしょうか。

“重ねてきた言葉も 数え切れぬ涙も
『変わらない、いつまでも…』
…信じた”
―「追憶」歌詞より引用―

主人公は、貴方と本当に色々な思い出を重ねて来たのでしょう。楽しい事もあれば悲しい事もあった筈です。
そんな経験を貴方と一緒に出来るという事は永遠に変わらないのだと信じていました。
ですが、実際には永遠ではなく、その幸せな時間は終わってしまった。

そうしてポップなメロディで展開されていく、幸せだった貴方との日々を追い求める日々の様子ですが、最終的には、

“夢から覚めた朝 残された傷跡だけが…もう…”
―「追憶」歌詞より引用―

流石にもうそんな幸せな日々は戻って来ないのだと、主人公は諦めてしまいます。
残された傷跡だけがもう、というのは、もはや探している時間の方が長すぎて貴方との思い出すらも徐々に薄れてしまい、貴方を見つけるまで倒れるまいと自らにつけた傷跡だけが、貴方との幸せな日々があったという証拠であるという事なのではないかと思います。

通販のリンクも一応貼ってはおきますが、既に絶版のCDで結構な値段する事も多いので、中古ショップでこの曲が収録されている「終末の情景」が安く売られているのを見つけた日には迷わず買ってしまいましょう。




~リンク~

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