「断頭台から愛を込めて/DIAURA」を聴いてみた!

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DIAURA「断頭台から愛を込めて」MV FULL Ver.

断頭台から愛を込めて収録CD紹介

アルバム「DEFINITION」収録

断頭台から愛を込めて感想

“向日葵は揺れる 恐れも知らずに”
―「断頭台から愛を込めて」歌詞(作詞:yo-ka)より引用―

荒廃した砂漠の中を歩いているかのような、退廃感と絶望感の漂う曲。そんなサウンドがかっこいい。

向日葵は大切な人なのかもしれないし、追いかけた希望や理想なのかもしれません。でも主人公はそこにはいなくて、いるのは、タイトルにある「断頭台」。
これから命を失ってしまう運命にある者の最期の言葉。

“「不要な種は燃やしてしまえば」

誰の為に生まれ
朽ちて混ざり溶けた”
―「断頭台から愛を込めて」歌詞(作詞:yo-ka)より引用―

主人公は生まれる事を望まれていなかった存在、という事なのでしょう。
そして、「誰の為に生まれ」たのか、自分の存在意義さえわからなくなってしまったのだと思います、周りから「不要」だと言われ続け。

“「どうして…?」
届かない声
さよならだねもう
黒く燃える空を仰いだ
ほらご覧、これは君の未来”
―「断頭台から愛を込めて」歌詞(作詞:yo-ka)より引用―

~「届かない声」までの部分はサビであっても、ストリングスの音とボーカルのみの構成になっており、「さよならだね」~からバンドサウンドが入って来ます。
それがこの曲の悲壮感をより一層強めています。

どうして希望に到達すること叶わずに、断頭台にいるような結末になってしまったのか。
何故と叫んでみても結末が変わる筈もありません。そんな絶望が、主人公の目には「黒く燃える空」となって映っているのかもしれません。いや、直前まで絶やすことの無かった希望が、断頭台を前にして今まさに燃え、絶えてしまったのかもしれません。
そんな空を見ながら、同じ希望を持っていたであろう「君」に対して、絶望こそが未来であると告げています。

でも楽曲の悲壮感が強いので、本当に最後の最期まで、希望は持っていたのでしょう。

“I will forget me now
I will forget you now

You will forget me now
―「断頭台から愛を込めて」歌詞(作詞:yo-ka)より引用―”

最後の部分では、命に加えて記憶まで失ってしまうだろうと歌われています。
「I will~」の二文は途中でもコーラスの様に出てきます。
命を失ってしまうのですから、主人公は確かにもう誰の存在をも覚えている事など出来ないでしょう。
しかし、君も忘れてしまうだろう、という言葉で締めくくられています。

せめて君だけは処刑された自分の存在など忘れて生きて欲しい、という願いの現れでしょうか。それとも、大切に想っていた君にすら、いずれ忘れられるだろうという絶望の現れでしょうか。
この曲の悲壮感・絶望感を考えると、命を失い、誰からも生きていた事すら忘れられる絶望感を歌ったのかもしれませんね。

希望を打ち砕かれ、絶望にうちひしがれた時、それで励まして欲しいのではなく共感して欲しい時、この曲はもしかしたら助けになるかもしれないと思いましたので、是非一度聴いてみて下さい。

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