Cage/DIR EN GREY~レビュー118曲目~

~Cage収録CD紹介~

・メジャー4枚目のシングル「Cage」収録

・メジャー1枚目のアルバム「GAUZE」収録

・ベストアルバム「DECADE 1998-2002」収録

・ベストアルバム「VESTIGE OF SCRATCHES」 収録

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~Cage感想~

イントロはサビのメロディが切なげなオルゴールのメロディとなって流れた後に、動き回るベースラインと共に疾走感溢れるロックサウンドが現れるようになっています。

“シビレを切らしてる 僕はマゾの血を引き サドの君を待つ
出来れば毒のBaiserで
悲嘆故に美徳見えず 君は最後のMOTHERで
記憶埋めて気付かれぬように 最初のMOTHER”
―「Cage」歌詞より引用―

※この曲では「MOTHER」は全て「ママ」と読みます

この歌詞からわかる事は、歌詞の主人公はマゾであり、この主人公の面倒を見る母親は主人公の人生において何人もいた、という事です。
毒のBaiser、接吻を望むくらいなのでちょっとしたマゾ、ぐらいでは済まない事だけは確実です。
けれど最後の母親役は恐らく、主人公に普通に愛情を注ごうとしたのではないでしょうか?その「美徳」が、主人公にはとても悲しかったのでしょう。

“幼い頃の虐待がね 今でも忘れずにいたい
何故MOTHERはいないの 教えてよ”
―「Cage」歌詞より引用―

何故主人公がマゾなのか、それは2番のサビの歌詞で語られます。
最初の、本当の母親から虐待を受けていた主人公は、それこそが愛情なのだと思い込んでしまっていたのでしょう。痛い、けれど忘れずにいたい大事な思い出なのです。
なのに今現在、最後の母親からは普通の愛情=主人公にとって愛情でも何でもないものを受けている、そんな状況のようです。
そして、自身に愛情を注いでいた、虐待していた母親を恋しがっています。

“時計は左回りでも 犯した罪は変えれず
最初で最後の理解者 壊した
僕には優しすぎたのかなぁ? 昔のトラウマを映し
最後の君まで壊した僕はサド?”
―「Cage」歌詞より引用―

左回りの時計とは、仮に時間を過去に戻したとしても、と言い換えて良いのではないでしょうか?仮に過去に戻ったとしても、自分自身が変わらないから罪は相変わらず犯してしまう、という意味のようにも思えます。
主人公は最後の君から愛情が欲しくて、僕にとっての愛情とはこういうものだ、という事を君に行ってしまったのでしょう。つまり虐待です。壊れてしまう程なのだから、相当の虐待です。
そして、もしかして自分は最初の母親と同じサドなのでは?と気付くのです。最初の母親がサドだから虐待していたのかは定かではありませんが……

ヴィジュアル系の退廃的な世界観を示した初期の名曲です。

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~Cageリンク~

Dir en grey cage 歌詞―J-Lyric.net

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