「dead tree/DIR EN GREY」を聴いてみた!

音楽感想

試聴

dead tree収録CD紹介

・アルバム「Withering to death.」収録

・ベストアルバム「DECADE 2003-2007」収録

・ベストアルバム「VESTIGE OF SCRATCHES」収録

dead tree感想

「dead tree」=「枯れ木」というタイトルに相応しい、枯れた雰囲気が漂うクリーンギターから始まる曲。この木は何で枯れてしまったのか、それが一番重要です。

“枯れ木に水を…
泥水に映る君はもう…
夢よ 希望よ大空に描いた理想 情熱の紅
愛して止まない君はもう…
飴より甘い理想はただの理想
No one wants the present”
―「dead tree」歌詞(作詞:京)より引用―

Aメロもまた、囁くように始まります。
あまりにも囁く感じなので、少し力の入る「理想はただの理想」以前は、しっかりと耳を澄ましていないと聞き取る事が難しいかもしれません。

枯れ木に水をあげたら復活するのではないかと純粋な心を持つ「君」はもういません。
それは本当にもう生きていないという意味かもしれませんし、色々な事を知る事で純粋な心が失われてしまったという意味かもしれません。

「情熱の紅」も何だか、夢や希望を描いた空を紅く染め上げているような気がして、この曲の寂しさも加わると、それは普通の情熱では無いような気がします。

「No one wants the present」=「誰もそんなプレゼントを望んでいない」の所は、何度も何度も繰り返されます。
最初は聞こえるか聞こえないかくらいの大きさで。
その声は徐々に大きくなり、途中から叫び出し、そしてもはや何を言っているのかわからない程に感情が大爆発し、それに伴い演奏も静かなものから激しいものへ変貌していく様が凄まじいです。

“何故?何故?繰り返される 二度と癒えない
何故?何故?繰り返される 枯れた心に…
Love,tenderness,freedom and peace”
―「dead tree」歌詞(作詞:京)より引用―

このサビのメロディは美しくて一度聴くと心に残ります。
どこか、祈りを捧げているような雰囲気が感じられます。

繰り返してはいけないのに何故か繰り返されるもの……そう、この曲は戦争をテーマにしているのではないかと思います。PVも、戦争を彷彿とさせる物が多数映っています。

枯れ木は何故枯れてしまったのか、それは戦火に焼かれてしまったから。
誰も望まないプレゼントは……爆弾、でしょうか。

二度と癒えない傷を負い、枯れてしまった心に愛と優しさと自由と平和を、と祈っているのだと思います。

最後に、戦争がテーマだと考えると「情熱の紅」の「情熱」って何だろう?と思うのですが、こんな解釈をしてみました。

1.戦争自体、正義の価値観の違いによって起きるものなので、「俺が正義だ!」とか、「俺は(相手の価値観から解放されて)自由になるんだ!」という情熱。紅は武器によって引き起こされる戦火だと思います。

2.戦争が続くと教育も兵士になる事を前提としたものになるので、「この国を守るんだ!」という純粋な情熱。紅はその身体に流れる血だと思います。

どちらでも当てはまりそうな気がしますね。

リンク

Dir en grey dead tree 歌詞
Dir en greyの「dead tree」歌詞ページ。「dead tree」は、作詞:京、作曲:DIR EN GREY。
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