DIR EN GREY無観客ライブ「The World You Live In」(KT Zepp Yokohama 2020.3.28)を見てみた!

ライブ感想

セットリスト

1.人間を被る

2.軽蔑と始まり

3.Merciless Cult

4.朔-saku-

5.絶縁体

6.赫

7.downfall

8.腐海

9.谿壑の欲

10.Ranunculus

11.The World of Mercy

12.Sustain the untruth

13.詩踏み

感想

不思議な雰囲気のあるサウンドに、神秘的な映像をバックにしてメンバーが入場し、そして、その後、イントロのクリーンギターが「人間を被る」の始まりを告げる。

1曲目から全力で、デスボイスなども駆使して本気の全力で歌い上げる京さんの姿に、無観客ライブの筈なのに、自分がまるでライブ会場の最前にいてそれを眺めているような迫力を感じました。

バックの映像に時々映し出される歌詞も何だかメッセージがあるようにも感じられます。「誰が正しいとかどうでもいい」とか……

以前京さんはインタビューで、客がいなくても同じ熱量でライブが出来る、といった旨の発言をしていたようなのですが、それが本当である事が証明されています。

いやむしろ、お客さんの反応が無い今、好き放題自身の曲の世界観に入り込んで、好きな様に表現する事が出来ているのでは?

私は以前生でライブを見に行った事がありますが、その時は抑えていたのでは?と思える程の迫力……(実際にはライブは二階席後方くらいで見ていて、それでも迫力はあったのですが、やはり映像で表情まで鮮明な状態で見ると桁違いの迫力がある、という事なのだとは思います)

「Merciless Cult」「朔-saku-」は10年前の楽曲だったりするので、その頃ならDIR EN GREYを聴いていた事がある人達には懐かしかったりするのではないでしょうか?

「愛して下さい この血もその意味も」といった歌詞などは私にも刺さっていた時期もあり、思わず画面の前で熱唱……

普通のライブでやったら隣の人に不快な思いをさせてしまうものですが、今日は生配信、いくら叫んでも誰の迷惑にもならない!という事で、存分に叫んでいたりしました。

続く「絶縁体」では感情の赴くままに踊り狂う京さんを隅から隅まで存分に眺めて楽曲の世界観に浸り、「赫」ではマイクの赤い電源コードで首を括るかのようなパフォーマンスを行う京さんの姿に改めて衝撃を受け……

時に壊れたように頭を振り乱し、狂ったように笑みを浮かべ、悲痛な叫びを上げるように声を張り上げる京さんの凄まじい表現力を余すこと無く堪能出来る時間を過ごすことが出来ました。

アーカイブが残っているので、気になる人は是非一度見て見てください。いや本当に一度見た方が早いです。

その表情と視線の先にお客さんがいないなんて信じられないくらい、普通のライブ映像でステージ部分だけ写しているんじゃないかと思うくらい凄まじい迫力がある表情と歌声をしていますので……。

この世界観と表現力は私の中で、他の追随を未だに許していません。

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