試聴
収録曲感想
audience KILLER LOOP
初っ端から超かっこいい……
音の激しさも、京さんの艷のある低音の歌声も、吠えるような高音も叫び声も、耽美なメロディも、全部ひとまとめにして味わえる曲です。
ちなみに歌詞は観客に語りかけているのだと思いました。
“人とは傷付けることで癒されてゆくのだろう？
遠い眼をしてるのは何故かな？”
-「audience KILLER LOOP」歌詞(作詞:京)より引用-
……図星だけど勿論そんな自分をさらけ出すのは社会的には悪だと思っていて、認めたくないから、だと思います、多分……
THE ⅢD EMPIRE
激しさに全振りの曲です。
もはや歌は何を歌っているのか、歌詞を見ながら聞かないと聞き取る事は難しいです。
DIR EN GREYが好きなので色々聞いているうちにだいぶ慣れてようやくこの曲のカッコ良さが少しずつ分かるようになって来た気はするのですが、これが知らないアーティストだったら多分聴いてないだろうなとも思う曲です。
色々聴いていきたいとは思いつつ、デスボやシャウトがメインになると個人的には苦手だったりしますので……
INCREASE BLUE
こちらも激しさメインですが、疾走感もあり比較的聴きやすさもあります。
そして何よりかっこいい……
あれ、ここまで全部かっこいいしか言ってなくないですか？と思いつつ、でもやっぱりかっこいいんですよ……
蝕紅
こういう和風で陰鬱な曲は大好物です。
籠女籠の中とサビで印象に残るぐらい繰り返し歌っているので、モチーフがかごめかごめなんだろうなって思える所はわかりやすくて良いですね。
砂上の唄
音はこのアルバムの中ではかなり爽やかな方です。
音が爽やかですが、歌詞には哀愁が漂っています。
そして「砂上」という言葉から、砂漠のイメージが浮かび上がる曲です(でも今改めて考えると、砂浜とかでもいいなぁ……と思ったりしています。)
カラカラと風が吹いて、サッ…と砂を運んでいってしまうのに合わせて、過去の別れを思い出して切なくなっているような感じです。
RED…［em］
単純に高音にしたり、テンポを早くしたり、そんなのに頼らずに溢れ出す感情を表現する歌も演奏も好きです。
自分が愛した人と別れてしまって絶望の底にいる時に信じる者は救われるなんて言う人が近くにいると、何だか投げやりになりたくなる気持ちも聴いていてひしひしと伝わってきます。
明日無き幸福、呼笑亡き明日
リズミカルで疾走感のあるハードロック。
サビになると何だか爽やかさも出てきます。
アルバムの中では比較的明るめの曲なんじゃないでしょうか。
MARMALADE CHAINSAW
サビ終わりの、「遊びましょうchainsawで」の狂った感じがたまらないです。
それ以外も、全体的に狂気に満ちている感じがあるのですが、それ故に引き立つのか、サビの疾走感とカッコ良さは随一じゃないかと思います。
かすみ
陰鬱な和の美しさを感じる、哀愁と少しの浮遊感がある曲。
最後の歌詞にはちょっとゾッとしますね。え、どういう事？みたいな……
R TO THE CORE
終始邪悪な歌声を堪能出来る、疾走感のある曲。
曲が一瞬で終わってしまう感覚に陥ります……
DRAIN AWAY
哀愁と情緒溢れる名曲。
DIR EN GREYをあまり知らず、激しい曲が苦手な人にもオススメしやすい聴きやすさがあります。
NEW AGE CULTURE
パーティーか何かかな？と思うSEからのこれまたすっごい激しい曲です。
OBSCURE
激しく重厚感のある曲に、陰鬱でダークな和のエッセンスが加わった曲。
独特な色っぽさもたまりません。
どこか悲しさも漂っています。
「吊るした紅月」なんて歌詞は、赤子の頭を連想してしまいますね。
CHILD PRAY
ライブでとても盛り上がりそうなヘヴィなロックサウンド。
サークルモッシュとか出てきそうな感じになっていますね。
AMBER
ステージが終わった後の歌。
サウンドはヘヴィで、それでいてどこか、終わった後に振り返っているかのような一抹の寂しさを感じます。
個人的にはこのアルバムの中では1、2を争う好きな曲です！
メロディは静かで大人しいのにとてもカッコ良いという……
よく考えたら最初のaudience KILLER LOOPもライブ中に観客に語りかけるような曲で、そして最後がライブ後を彷彿とさせるこの曲なのは意図的な配置なんだろうな、と思いました。
視聴環境
音源:Apple Musicロスレス音源
スマートフォン:Xperia 10 Ⅲ(DSEE Ultimate)
BTレシーバー:FiiO BTR3K
イヤホン:TKZK WAVE
イヤーピース:KBEAR07
リンク
コメント