歪んだ救世主/ギザ~レビュー149曲目~

~歪んだ救世主収録CD紹介~

・3枚目のシングル「歪んだ救世主」収録



~歪んだ救世主感想~

要所要所でクリーンギターやストリングスなどの要素を絡めてはいますが、基本的には疾走感のあるメロディアスなロックで、王道なカッコ良さがあるように感じられます。

“剃刀じゃ断ち切れない想いが
僕の中で殖え続け
出逢わなければ良かった運命
僕は赤く染められてゆく

―「歪んだ救世主」歌詞より引用―

サビの歌詞ですが、ヴィジュアル系で剃刀といえば、すぐに浮かんで来るのはリストカットの光景です。
出逢わなければ恐らく主人公は普通でいられたのでしょう。だけど、出逢ってしまった。そして、想い……好意が溢れ出してしまったのだと思います。

しかしそれが順調には叶わなかった。だから剃刀で断ち切りたくても、でも断ち切れないのです。

“君は違うよね?
欲に溺れて身体を委ねた訳じゃない
僕が悪いよね?
信じすぎたから騙されたいと望みました…”
―「歪んだ救世主」歌詞より引用―

主人公は今までも幾度となく裏切られて来たのでしょうか?
好意を抱いた相手に対して、疑惑を抱いてしまいますが、好意故にそれをすぐに飲み込んでしまいます。

“これ以上君が汚れないように
願い込めて手を染める
頭の中で誰かが囁く
君を救えるのは僕だけ

「サヨナラ」”
―「歪んだ救世主」歌詞より引用―

最後の部分の歌詞で(本当は引用出来ない直接的な言葉がもう少し早く出ては来ます)、実は剃刀が向けられたのは自分ではなく、相手にこそ向けられたのではないかと解釈出来る余韻を残して曲が終わります。
これ以上「君」が汚れないようにする為には、要は自分で動けなくしてしまえば良い訳で、その行為でもって主人公は「君」を救っているのだと、歪んだ認識を持っているのでしょう。だからこそタイトルが「歪んだ救世主」なのです。



~歪んだ救世主リンク~

ギザ『歪んだ救世主』Music Video(short.ver)




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