「花火/己龍」を聴いてみた!

音楽感想

試聴

花火収録CD紹介

・シングル「鬼祭」通常盤C-TYPE収録

花火感想

イントロからサビのメロディがオルゴールで切なく流れてきます。
まるで夏の終わりを迎える日のように。
その切なさを引き継いで、ギターのリフも哀愁漂わせています。

“貴方を失い過ぎ去る幾許の流れに私は何を見ればいいの?
幾ら願っても戻らない時の流れに私は今も心此処に有らず”
―「花火」歌詞(作詞:酒井参輝)より引用―

主人公は、「貴方」を失い、深く深く沈んだ悲しみの底にいます。
そして、その後自分が生きている意味を見いだせず、「心此処に有らず」の状態になっているのだと思います。

「貴方」に戻って来て欲しいと願っても、それは叶う事はありません。

“「忘れられぬなら全て投げ捨てて貴方のとなりへ」

そんな甘えた私を貴方は残してくれた愛で突き放す”
―「花火」歌詞(作詞:酒井参輝)より引用―

恐らく、主人公と「貴方」は死別しているのではないかと私は思っています。

そして、後を追おうとしているのに、「貴方」との思い出や「貴方」の言葉がそれを良しとしません。

主人公には幸せでいて欲しい、生きていて欲しい、そんな言葉や思い出を遺して行ったのではないかと思います。

“夏の夜空 打ち上げ花火 咲き散る刹那
徒然の朝に消え行く貴方を思う”
―「花火」歌詞(作詞:酒井参輝)より引用―

何だか、サビは打ち上げ花火というより線香花火みたいな儚さと美しさを醸し出しています。もしくは、精霊流しも近いかもしれません。

夏の終わりに「貴方」を思い出し、今でも振り返ればそこにいるような気がしているのです。
実際に夏のお盆とかで「貴方」が主人公の元に帰っているのかも知れませんね。

大切な人を失い、辛い思いをしている人に是非一度、気軽に聴いていただきたい一曲です。

リンク

花火(鬼祭収録)/己龍の歌詞|『ROCK LYRIC』

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