「反芻/己龍」を聴いてみた!

音楽感想

試聴

反芻収録CD紹介

・アルバム「転生輪廻」収録

反芻感想

狂ったようにくるくると鳴っている電子音と、軽快なバンドサウンドの絡み合いが、この先は常識の通用しない世界の曲であると示しています。
そこからさらに、人の声による「あっあっあーあーあー」のコーラスがまたこの曲の摩訶不思議な雰囲気を増大させます。

“背景を侵食する舌先
首筋へ這わせては嬲るように耳朶を緩やか食す
砂嵐が褥に咲く艷を投影して
身悶え喘ぐ吐息を塞ぎ

首を絞めた”
―「反芻」歌詞(作詞:黒崎眞弥)より引用―

歌詞がエロすぎて、聞いているだけで私自身の触覚にも訴えかけてきます。
息を塞いで首を絞めたら流石に危ないと思うのですが、逃げ出そうとしている様子がないので、命すらも握り締められている事を受け入れてしまっているか、諦めてしまっている、そんな狂気の感覚です。

“背徳を咀嚼する舌先
朦朧の実 淫れ斑に爛る

手首を縛りつけて”
―「反芻」歌詞(作詞:黒崎眞弥)より引用―

背徳とあるので、やはりよろしくない事をしているようですね。
朦朧とした意識が爛れているのですから正常な判断がもう出来ない状態に追い込まれています。

“排卵日 糜爛 御覧 粘液 舐り啜る
排卵日 糜爛 陰唇 肉襞にくひだ 絡みつき
いないいない いない いないいないばあ
いないいない いないばあ”
―「反芻」歌詞(作詞:黒崎眞弥)より引用―

サビの、「らんびらんごらん」「らんびらんびらん」(陰唇と書かれていますが明らかに「びらん」と歌われている気がする……)、語感がとても楽しくて印象的なサビです。

その後に突然いないいないばあが始まるし。

まともに考えると気が狂うような光景描写ばかりですが、何も気にせずにリズムと語感と不気味な音階を楽しもうとするとサビがとっても愉快になる一曲です。

反芻という言葉の意味は、一度飲み込んだ食物を口中に戻してよく噛んでからまた飲み込む事、転じて、繰り返し考える事、みたいな意味です。

しかしこの曲の光景は転じる前の反芻がピッタリな感じがします。何を食べているのかって感じではありますが……

リンク

反芻(転生輪廻収録)/己龍の歌詞|『ROCK LYRIC』

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