「春時雨/己龍」を聴いてみた!

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己龍「春時雨」MUSIC VIDEO

春時雨収録CD紹介

・シングル「春時雨」収録

・アルバム「転生輪廻」収録

春時雨感想

美しく華やかな音色と小気味よいリズムを刻むギター、艶やかな琴の音色が絡み合って、少し時代劇のような雰囲気も感じるイントロから始まる曲。

“未だに暁を覚えずに微睡みの中
ぽつりぽつりがしとしとへと移ろう虚ろ”
―「春時雨」歌詞(作詞:酒井参輝)より引用―

Aメロは合間合間を琴の華やかな音色が彩るも、基本はシンプルにドラムとボーカルで構成されています。
タイトルにある「春」という漢字に「暁を覚えず」と言われると、孟浩然「春暁」の一節、「春眠暁を覚えず」を思い出しますが、ついつい眠くてうとうとしている間に、ぽつりぽつりと降り始めた雨がしとしとと降りしきるようになって来たという事なのでしょう。

“褪せ行く時の中 ただ立ち止まり蹲る
眼裏まなうらの冷たい闇は優しい嘘”
―「春時雨」歌詞(作詞:酒井参輝)より引用―

「闇は」の部分で一瞬、華やかになるように琴の音色が響いて来ますので、きっと立ち止まって振り返る過去は、とても華やかだった時があるのだと思います。
今は時が過ぎ、色褪せてしまったのだとしても。

“生きず死なず 彷徨うでもなく
漂う希薄 此処に在らず 何処 其処 彼処かしこ
生きるままに死殻となるか
其の滓をべ 死しても生き 嘘を喰らうか”
―「春時雨」歌詞(作詞:酒井参輝)より引用―

ららら~と入るコーラスや、「よぉ~」の掛け声の後に鼓の音など、非常に和らしい煌びやかさを持つサビ。
しかしそんな華やかな様子とは裏腹に、歌詞は生きる意味を見いだせず、死んだように生きる人を描いています。
今の自分に嘘をついてでも起きて生きるのが良いのか、雨音に看取られる様に再び眠りにつくのが良いのか……
それを未だに迷っているからこそ、歌い出しの「未だに暁を覚えず」に繋がっていくのかもしれません。

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