「彩」(己龍14枚目のシングル)収録曲感想

CD紹介

試聴

収録曲感想

尺八やリズミカルな三味線の音などの、しっかりとした和楽器の音を、バンドサウンドが添えるように支えていると言っても過言では無いのではないかと思うくらいには和楽器の主張がガッツリとしている曲です。

曲調は雅な雰囲気があり、疾走感もあり、華やかな世界がパッと広がって、そして瞬く間に収束してゆくような、聴き惚れている間に一瞬で終わってしまうような感覚に陥る曲でもあります。

それこそ多分、神隠しにでも遭遇していたのでしょう。

夜鷹

イントロから不気味なSEがふんだんに使われています。叫び声のようにも笑い声のようにも思われるあの音は一体何の音なのでしょう?

夜鷹の意味を調べると、客引きをする遊女といった感じの意味が出てきます。

歌詞も凄く色っぽい感じの曲です。

ユビキリ(Ctype収録)

和風は和風なんですが、何だかリズミカルなのに哀愁を感じる曲調になっています。

「あなた」は日中の世界の人で、「私」は夜の世界の人で、なかなか交わらないのでしょうね。

それでもいつか会えるのだと、小指に巻かれた赤い糸で繋がっているのだと、信じているんだと思います。

熄(Dtype収録)

個人的にはこのシングルに収録されている曲の中ではかなり好きな方です。彩か熄が1位2位を争っている感じ。

サビのメロディに凄く美しさを感じて心惹かれました。

でもこの曲って何の曲だろうと改めて考えてみたのですが、死にたいのに管とか繋がれて無理矢理延命されている人の歌のような気がしました。

この曲に感じる美しさは、自分らしく終われる事に対して安らぎのようなものを感じるとか、そういった所から来ているのかも知れません。

視聴環境

音源:Apple Musicロスレス音源

スマートフォン:Xperia 10 Ⅲ(DSEE Ultimate)

BTレシーバー:FiiO BTR3K

イヤホン:QoA Vesper

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