「情ノ華/己龍」を聴いてみた!

音楽感想

TVアニメ「カードファイト!!ヴァンガードGZオープニングテーマとなった曲の紹介です

試聴

動画

己龍「情ノ華」MUSIC VIDEO

情ノ華収録CD紹介

・17枚目のマキシシングル「情ノ華/朧月夜」収録
・6枚目のフルアルバム「転生輪廻」収録

情ノ華感想

曲調は琴や笛の音がバンドサウンドと共にユニゾンを奏でる、煌びやかで華やかな曲調です。

かと思いきや、ふとした瞬間にボーカル・黒崎眞弥さんの特徴的な歌の癖がおどろおどろしい雰囲気を発していたり……。

そうする事で、生と死を描き出し、その狭間で確かに咲き誇る「華」の強さを表現しているのでしょう。その世界観は歌詞からも読み取る事が出来ます。

“産声を奏で仰ぐその掌
何を求めるか 何も求めぬのか
誰ともわからぬ影を追い 彩の中で迷い子
「焦がれ」を騙し騙し続け 黒く焦げ付いた空白
夕凪の中揺れる心を見透かす様に
指先に触れたこの一片が今背を押した”
―「情ノ華」歌詞(作詞:酒井参輝)より引用―

「産声」「掌」という言葉からは、赤ん坊のてのひらを想像します。もしくは、赤ん坊のように無邪気で純粋なてのひらを示しているのかもしれません。
そして、誰ともわからぬおぼろげな影を追いかけている。もしかしたら、親からの愛情をたっぷりと受ける事は出来ずに、愛情を求めているのかもしれません。
そんな気持ちを騙して空虚な人生を送っていた主人公に、1つ、背中を押すような、衝撃的な出会いがあったのだと思います。

“舞い上がるその様に今何を見る
命の軌跡 その随に慥かに響いた声
嗚呼 込み上げ出ずる叫びの様に
鼓動はまだ脈を打つ 枯れる事なかれ”
―「情ノ華」歌詞(作詞:酒井参輝)より引用―

鼓動は「まだ」脈を打つ、という事は、いずれ鼓動を止めてしまう運命ではあるのでしょう。どんな人にも、死は平等に訪れます。
しかし今は力強く脈動をしており、それがまだ止まる事が無い様に願い見守っている、という事なのだと思います。

“咲き誇るその様と今何を舞う
咲き誇るその様よ今何を想う
咲き誇るその様に今何を乞う
陽が透ける程の淡い命 巡り巡る「情ノ華」
嗚呼 声を上げて咽び泣く様に
鼓動はまだ脈を打つ 枯れる事なかれ”
―「情ノ華」歌詞(作詞:酒井参輝)より引用―

命は弱肉強食の食物連鎖により、1つの個体から他の個体へ巡り、失われれば自然へ還り、また再び他の命を育みます。
その循環をして、或いは輪廻転生の価値観をして情ノ華は巡り巡る、とされているのではないかと考えられます。

考え方を変えれば、例えば親から子に受け継ぐものも、「巡り巡る」と表現しても良いのかもしれません。

もしくは、単に体を巡り巡るもの、弱い生命を生かそうと懸命に循環する血液を情ノ華、と表現しているのかもしれません。

命の力強さについて考えさせられる、何度聴いても飽きる事の無い、文句無しの名曲です。

リンク

情ノ華/ 己龍の歌詞 『ROCK LYRIC』
己龍/情ノ華の歌詞/産声を奏で仰ぐその掌 何を求めるか 何も…:『ROCK LYRIC』はロック特化型の歌詞検索サービスです。
己龍曲感想記事一覧
今までに書いた己龍の曲感想記事の一覧です

コメント

タイトルとURLをコピーしました