「凩/己龍」を聴いてみた!

音楽感想

試聴

凩収録CD紹介

・シングル「月ノ姫」Btype収録

・シングル「私塗レ」Ctype収録(再録)

凩感想

“琥珀舞い上がる螺旋に溺れ行く一片でいい…
愛を乞う言葉さえ僕の奥へと沈む”
―「凩」歌詞(作詞:酒井参輝)より引用―

イントロはなくいきなりサビから入る構成の曲です。
華やかな雰囲気がありますが、同時に枯れ朽ちて行くような寂しさも感じます。
主人公の愛はきっと、ハッピーエンドではなかったのでしょう。

でも、その思い出が楽しすぎて、バッドエンドと断じたくない、その感情の揺れの表現が美しさと切なさとなり楽曲を彩っています。

“戻りたい…戻れない…
苦し紛れに口をつく君のその饒舌

その涙…その笑顔…
嗚呼、愛しさを募るその言葉さえ饒舌”
―「凩」歌詞(作詞:酒井参輝)より引用―

思い出が巡るような、後悔が僅かに滲むようなAメロ。
人が嘘をつく時は必要以上に饒舌になるなんて話もよく聞きますので、ここでいう饒舌はそういう事なんだと思います。
それを知る前に戻りたい、でも戻ることはもう出来ない。

“僕が見せた弱さの意味が歪になる
君を信じる強さが僕の弱さなのか…

全て…何もかもを捨てきれぬ事で
僕がこんなにも蝕まれるなんて…”
―「凩」歌詞(作詞:酒井参輝)より引用―

裏切られた、それならバイバイとあっさり捨てる事が出来れば良かったのに、主人公は残念ながらそれが出来ない人物でした。
弱々しくも高らかに響く歌声が心に残ります。
再録版も聴いてみたら、再録版では全体的に歌声に力強さが増している為、涙声のようにすら聞こえてきます。

捨てられたら楽なのに、捨てる事が出来ない故に傷つき続けている。それが主人公の感情であり、そしてこれから戻っていくサビで、「溺れ行く一片でいい」と歌っているので、傷つく事もひっくるめて君への愛だと思って受け入れている……
そんな心境が感じ取れるような曲だと感じました。

失恋した人がその想いに折り合いをつける時に聴いたりすると良い曲かもしれません。

視聴環境

再生機器:Xperia XZ3
接続機器:SONY WALKMAN NW-A55(Bluetooth接続/DSEE HXオン)
再生音源:Apple Music通常配信音源

イヤホン:CCA C12

イヤーピース:ダルマオーディオ 椀

ケーブル:Yinyoo YYX4849

リンク

凩(月ノ姫収録)/己龍の歌詞|『ROCK LYRIC』

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