試聴
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叫声収録CD紹介
・シングル「叫声」収録
・アルバム「朱花艷閃」収録
・ベストアルバム「二〇〇七~二〇一七」収録(再録)
叫声感想
静かではあるけれどどこか華やかな雰囲気のあるギターから始まる曲。
“止まったまま脆く儚く壊れてしまう事を拒めずにいた
僕は僕を守る為に僕を捨てようとしていた”
―「叫声」歌詞(作詞:酒井参輝)より引用―
Aメロでは、このままだと停滞して壊れてしまうからそれを防ぐ為に、例えば自分が望まない事に手を出してまでどうにかしようと思っていた危うい過去を、淡々と振り返るような雰囲気を感じます。
“立ち止まり…そして振り返り…
迷いに絡め取られ…また、立ち止まる数多の輪廻の果てに見た僕の進むべき道”
―「叫声」歌詞(作詞:酒井参輝)より引用―
とにかく立ち止まる事を恐れているBメロ。
「輪廻」という言葉を用いている事から、立ち止まる事=死のように捉えている可能性があります。
“僕の叫びは君に届いてますか?
言葉が声に成らずとも…
喉を嗄らして、命枯らしても尚…伝えたいモノ…僕の叫びは君に響いてますか?
僕が僕であるべき意味
「痛い…痛い…」と嘆く心の奥に伝えたいモノ…”
―「叫声」歌詞(作詞:酒井参輝)より引用―
「伝えたいモノ」それが何なのか、具体的に明かさない事で理解しようと考える余地が生まれますし、例えば色々と状況が変わってしまっても色んなメッセージを込める事が出来るようになっています。
しかしここにどんな想いを込めたとしても、「君」をとても大切に思う気持ちだけは共通して入るような気がします。
なお、個人的に、100%気の所為だとは思うのですが、「私塗レ」とどこか繋がっているような気がしなくもありません。
「叫声」の中で僕を絡め取る迷いが、「私塗レ」での数多くの私、みたいな。
後は「叫声」で見つけた進むべき道を進み続けて、何年も経って振り返ったら「私塗レ」だった、みたいな。
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