己龍単独巡業「花鳥風月」広島CLUB QUATTROに行ってみた!(2019.11.21)

ライブ感想

行ってきました!

仕事の関係で会場時間は過ぎましたが、開演時間にはギリギリ間に合う感じで行く事が出来ました。

こちらは終演後に発見し撮影。

セットリスト

順番とか、一部忘れてしまった所もあるので他所から拝借。順不同です。

・舌切雀
・屡流
・死人花
・九尾
・朧月夜
・鋸挽
・故人花トシテ
・紫蝕
・花鳥風月
・残月
・雨夜ニ笑ヱバ
・真紅

・伽藍堂
・達磨
・自惚レテ愛玩
・愛怨忌焔
・誰彼刻
・百鬼夜行

ー再演ー

・無垢
・後ノ今宵
・蜘蛛
・春時雨

感想

己龍は基本的にヘドバンや拳が多めの、いわゆる暴れバンドなのですが、楽曲の世界観が濃いので、浸って楽しむ事も可能なバンドです。

とはいっても今回は本編後半、「達磨」以降は本編ラストに向けてテンションが上がる暴れ曲が怒涛の如く襲いかかってきた印象でした……

中には「真紅」のように、観客全員が振り付けをする事なく演奏を聴き、歌声を聴き、メンバーの動きを凝視し、世界観に浸っている曲もあったりします。

MCも、衣装の和服で演じている本編中には一切無く、ツアーTシャツに着替えてのアンコールに入った時に一度MCをするのみです。

その代わり本編中には「荒ぶる叫声きょうせい」と称した、観客のバンギャがひたすらにメンバーを大声で呼びまくる時間が度々あります。

思い返してみると、「伽藍堂」の時のボーカルの眞弥さんが、特にサビを歌い終えた後の演奏中の眞弥さんが何だかとても怖かった印象がありました……

「伽藍堂」も観客誰も何も動いていなかったので、正直ノっていない事に対してお叱りがあるのではと思ったくらいには怖かったのですが、よくよく考えれば曲は「がらんどう」。
眞弥さんなりに空っぽの虚無を表現した姿に恐怖を覚えたのだと思っています。人間の無表情は怖く感じるともよく言いますし。

己龍の世界観は和製ホラーなので、恐怖を感じるのは己龍がしっかりとホラー世界を表現出来ている証拠です!
時にはこちらが化け物の如く暴れ恐怖させ(?)、時にはその世界観に恐怖する……そんな、濃いライブが己龍にはあります。特に和服の衣装を来て演じる本編では。

Tシャツに着替えてのアンコールはMC効果もあって一気に親しみやすさがUPしての超お楽しみ空間!みたいな感じです。

今回は眞弥さんがアンコール登場時にマイクを落としてしまう事件(直後にギターの九条さんが「ごめん」と謝っていたので、後ろからぶつかった可能性大)やら、ベースの日和さんがピンク(いや多分マゼンタ)のマイクを使い「ベースだけどもっと自己主張したい」みたいな話をしていたりしました。

その後ドラムの准司さんも、ドラムの所に置いていないのにわざわざそのマイクの所で喋り始め、その理由が、「みんなマイクを落としたり叩きつけたりするからマイクがぼこぼこになる前に使っておきたかった」というものであったりと、ほのぼの己龍さんが顔を出します。

そして曲の演奏前には眞弥さんがセットリストを毎回考えて詰め込んでいる事、古い曲なんかも容赦なく入っている事、なので楽器隊はとても大変だというMCも……(多分思い出すのが大変なのでしょうか?)

ギターの参輝さんが、「弦楽器隊なんか(思い出しながら弾くのに一生懸命すぎて頭の)つむじしか見えないかもしれん!」なんて言っていましたが、勿論そんな事はなく(笑)アンコールも最高に楽しむ事が出来たライブでした!

一つだけ悔やんだ事があるとすれば、己龍はツアー毎に違った柄の、でもどれも素敵な柄の扇子をグッズとして販売しており、

曲の振り付けで扇子をヒラヒラさせる曲もあったりするので大体は都度購入しているのですが、今回は買う余裕が無く、以前別のツアーで購入した扇子を持参した所……

仕事を終えて開演ギリギリについたおかげもあって、急いでいたら扇子を出し忘れたまま鞄をコインロッカーに入れてしまった事くらいでしょうか!おかげで扇子ひらひらは手をひらひらになりましたとさ……

鬼龍院翔記事一覧
アルバム・個人資産未発売曲・ありふれたうたリンク
タイトルとURLをコピーしました