試聴
命日収録CD紹介
・シングル「閃光」収録
命日感想
イントロから既に何とも形容し難い雰囲気が漂う一曲です。
不気味なような、神秘的なような……
ちなみにアウトロは凄く雅なので、アウトロまで一旦全部聴いてからイントロに戻るとこれは本当に同じ曲なのか疑いたくなります。
“塵芥の命の日 お終いと始まりの日”
―「命日」歌詞(作詞:酒井参輝)より引用―
それまでの不気味さはどこへやら、急にスポットライトでも浴びたかのように情熱的にAメロが始まります。
その後もかなり楽曲の雰囲気は目まぐるしく変わっていきます。
サビなんかは凄く華々しい雰囲気になって、とても聞きやすいです。この辺りの雰囲気のエッセンス的な物が、己龍の何かの曲に似ているな……?と思って探してみたら、「手纏ノ端無キガ如シ」が何かアレンジとかがそれっぽい感じがするのかなって思っています。
“さぁ、手を合わせて目を閉じれば現葬送
さぁ、手を叩いて目を開けば夢葬送”
―「命日」歌詞(作詞:酒井参輝)より引用―
個人的にはサビ後のこの部分が1番好きです。
リズミカルなのに、バックにお経のような声が流れていて、「命日」というタイトルの曲だからお寺で歌っているのかと思う程。リズムが違うものが絡み合っていて、独特の雰囲気を醸し出しています。
後は、歌詞を見ると、普通は目を閉じて見るものが夢で、目を開けて見るものが現実である筈なんですが、それが逆になっているのも興味深いです。
……いや、目を閉じれば現を葬り、目を開ければ夢を葬っているのですから逆にはなっていませんね、失礼致しました。でもやっぱり一瞬、逆のような気がして目を引いてしまいます。
その後も雰囲気を目まぐるしく変化させ、デスボイスなんかも飛び出したりする万華鏡のような一曲、皆様も是非聴いてみて下さい。
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