「見世物鬼譚/己龍」を聴いてみた!

音楽感想

試聴

見世物鬼譚収録CD紹介

・アルバム「暁歌水月」収録

見世物鬼譚感想

最初から愉快な祭囃子のような雰囲気で、そして少しテンポ早めで、琴の音色と笛の音色がバンドサウンドと共に駆けずり回っていきます。

“彼方に此方と其方の何方も舌先三寸は林檎飴

木戸番
「さあさ、呼、御立会い!御目に掛けますは…」

呆気者
「やんや!?」

忌ましむは汝を染めにし定めと嗚咽塗れの能無し生娘

口上
「親の因果が子に報いたり!」

観客
「やいやい、そうら!」”
―「見世物鬼譚」歌詞(作詞:黒崎眞弥)より引用―

小気味よいリズムと、観劇調の歌詞で描かれるのは、まさに1人の女が見世物とされる様。

どこか滑稽な雰囲気も感じられます。

「親の因果が子に報いたり」と言っていますから、見世物にされている女の親があまり良くない人物だったのでしょうか。

だからって、その子どもをどの様に扱っても良いとするのは如何なものかとは思いますが……

ちなみに、この「観客」は即ち、ライブ会場とかでは己龍さんを見る私達の事になるんだと思います。

“行きはよいよい 帰りはこわい
化けの皮を剥ぎ(通りゃんせ)

口上
「手など叩いて、さあさ御覧あれ!」

泡立ち煮え立つ愚図共
「わっしょい!!」

-演目-
観音開き”
―「見世物鬼譚」歌詞(作詞:黒崎眞弥)より引用―

えー、観客から「泡立ち煮え立つ愚図」になってしまいました、私達。
普段からブスだの何だのと煽ってファンを湧きあがらせている(怒りではなく喜びの意味です)眞弥さんらしい言葉遣いと言えるかもしれません。
わっしょいわっしょいわっしょいわっしょいと盛り上がらせての、「観音開き」……どんな観音開きなのか、何となく想像がついてしまいます。

“世 世 世 乃 好 酔 宵(よいやっさ)
おちゃらか おちゃら おちゃらか ほい(さいさい)
屈めど 囲め 容赦せぬ(もういっちょ)
絶賛 歓喜 阿鼻叫喚

戯言 繰言 世迷言”
―「見世物鬼譚」歌詞(作詞:黒崎眞弥)より引用―

メロディはそんなに上下することなく、リズム感の楽しさで勝負しているサビ。
しかし、あの漢字で「せっせっせーの、よいよいよい」と読ませている方はなかなかいらっしゃらないんじゃないかと思います。

「おちゃらかほい」や「かごめかごめ」といった、童歌・手遊び歌を彷彿とさせる単語も散りばめられていて、それもこの曲の楽しさを演出する一助となっている事は間違いないと思います。

楽しさの裏で描かれている狂気の沙汰を思うと、恐ろしい楽曲である筈なのですが、それでも聴くととても楽しいという、私の恐ろしい一面を引き出す一曲です。

リンク

見世物鬼譚(暁歌水月収録)/己龍の歌詞|『ROCK LYRIC』

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