「蟲/己龍」を聴いてみた!

音楽感想

試聴

蟲収録CD紹介

・アルバム「明鏡止水」収録

蟲感想

鳥のさえずりのような音とピアノの音、それをバックに何かを吐き出すような音?をさせつつ、何かが迫っているような、何かに追われるような恐怖感を味わえる1曲です。

最初はいろは唄の一説が引用されています。

いろは唄はざっと解釈してみると、世に不変なものは無いのだから欲望を捨てて現世を越えようみたいな意味があるようなのですが、この曲だと現世を越えようというか、とにかく現状から逃げ出そうみたいな雰囲気が漂いますね。

“くるぅり
廻るか故に眩暈は
捻れ捩れ悶ゑ転”
―「蟲」歌詞(作詞:黒崎眞弥)より引用―

Bメロでテンポよくメロディが徐々に上がっていく様は、本当にじわりじわり何かが迫ってくる緊迫感を漂わせます。
歌詞もぐるぐるぐにゃぐにゃとまわり初めている感が満載で、今どのくらい切羽詰まった状況なのかって感じです。
その後に拳でノレるテンポになってからの、

“―地―獄―絵―図―”
―「蟲」歌詞(作詞:黒崎眞弥より引用)―

文字にすると淡々とした印象がありますが、聴いた感覚を正確に表現すると個人的には「じっごぉくぅえぇずぅ♪」という感じで何だか楽しげにすら聴こえてしまってここが一番好きです。

その後はデスボイスでノリまくるパートを経由して、眞弥さんが切ない息遣いをしたり、苦しさを滲ませた声で歌い上げるサビとなります。

“後ろ髪をも引きずり輪姦まわ
残さす召しませは胚胎
孵化寸前 蟲卵”
―「蟲」歌詞(作詞:黒崎眞弥)より引用―

サビのここを聴いた時、あぁ……主人公は必死に逃げたけれど捕まってしまったんだな、と私は感じました。
主人公が逃げていたのは蟲……の比喩で表現された、男達なのではないでしょうか?
そして捕まり、望まないのに無理矢理……

とても、恐ろしい一曲ですね。
サブスクで聴くと、CD「明鏡止水」の、夜の森を描いたジャケットと共に聴く事になります。
楽曲の暗い美しさも相まって、時間帯が深夜で場所が森の中、という舞台設定が簡単に頭の中で描ける事もあり、ホラーには相応しい一曲です。

リンク

蟲(明鏡止水収録)/己龍の歌詞|『ROCK LYRIC』

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