「鬼遊戯/己龍」を聴いてみた!

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【VR】あなた1人だけを一生煽り続ける鬼遊戯【生演奏】

鬼遊戯収録CD紹介

・アルバム「明鏡止水」収録

鬼遊戯感想

今回は、アルバム「明鏡止水」に収録されている再録版を聴いてみました!
……とは言ったものの、多分これ以前のシングルやアルバムとなると非常にレアなものになるので、世間的には(?)この再録版をほぼほぼ原曲としてみなして良いのではないかと思います。wikiや公式サイト眺めても原曲入ってるCDがどれかわからないくらい……あれ、再録じゃないのってリリースはされてる……?まったりと情報求む。

イントロは、明鏡止水のジャケットイメージにも引きずられている所はあるのでしょうが、夜の森を必死に駆けているイメージ。
笛や同期の音は鬱蒼と生い茂る森を表現し、そこを疾走感のあるバンドサウンドが駆け抜けています。

“鬼 哭 啾 啾
振り向いて御覧よ
鬼 哭 啾 啾
振り返って御覧よ
鬼 哭 啾 啾
其処に佇む影と
鬼 哭 啾 啾
這いずり廻る哀れな傀儡”
―「鬼遊戯」歌詞(作詞:黒崎眞弥)より引用―

「鬼哭啾啾」とデスボイスが迫り、ギターとボーカルは不安を煽って来ます。

鬼哭啾啾とは、「悲惨な死に方をした者の浮かばれない亡霊の泣き声が、恨めしげに響く様。転じて物凄い気配が漂い迫り来る様」という意味なのだそう。

鬼ごっこという遊びに例えるなら、亡霊……影が鬼で、傀儡……生きている人がひたすら鬼から逃げる人、という位置付けなのでしょう。

“鬼 哭 啾 啾
振り向いて御覧よ
鬼 哭 啾 啾
振り返って御覧よ
鬼 哭 啾 啾
騙し欺き被り
鬼 哭 啾 啾
指さす「声」”
―「鬼遊戯」歌詞(作詞:黒崎眞弥)より引用―

Aメロも後半になると、狂ったような笑い声が響いてきて、よりホラー感が増しています。
振り向いて御覧、振り返って御覧、なんにも怖くないよ、大丈夫だよ……そんな事を言って、油断させて鬼は逃亡者の足を止めさせようとしています。
騙されて、もしも立ち止まったら、最後です。

“あの子 と その子
この子 も 欲しい
金切る白声
静寂に沈め
手と手を叩き
舌なめずりて
鬼さんこちら
手の鳴る方へ…”
―「鬼遊戯」歌詞(作詞:黒崎眞弥)より引用―

Bメロは花一匁や目隠し鬼の歌が入っています。

子供を沢山欲しがり、その悲鳴は夜の静寂の中へ消えていきます。

「鬼さんこちら、手の鳴る方へ……」は子供が必死に鬼を惑わせようとしているのでしょうか。

それとも、「鬼さんこちら」と歌われてはいるものの、そう言って仲間が近くにいるように油断させて、近づいた所を……と考えている鬼の策略なのでしょうか。

“誰かさんも 誰かさんと
誰かさんが 転んでは
誰かさんが 誰かさんと
誰かさんも 摩り落ちた
赤黒く濁る空の
夕焼け小焼けで縊死
重ねては 重ねては
輪廻されし浮世”
―「鬼遊戯」歌詞(作詞:黒崎眞弥)より引用―

これ以上恐怖を感じる「ちいさい秋みつけた」のアレンジは私は今のところ出会った事がありません。

音はライブノリが良さそうな、激しいサウンドになっているのですが……

特に、「摩り落ちた」の時の、子供が鬼に見つかり、引きずられて消えていく感覚のある恐怖感が凄いです。

“蠢く其の隙間から覗く顔
鬼面の下の歪んだ嗤み
カラカぁラ廻る風車
逃げ惑う四肢は擦れ爛れ

赫いたに 河原の畔で
―だるまさんが転んだ―”
―「鬼遊戯」歌詞(作詞:黒崎眞弥)より引用―

サビも不気味な音階でメロディが上下していますね。聴きやすい範囲ではありますが。
ここで転んだ「だるまさん」は、逃げ惑うのに必死で、四肢が爛れている事も知らずに無くしてしまった子供たちの事なのでしょう。
光景を想像するととても悍ましい……

童謡のフレーズを組み込む事で、表面上耳馴染みが良いのですが、よくよく想像し考えてみると……な一曲です。
騙されてはいけません。騙されて足を止めてしまった時点で、貴方はこの曲に住まう鬼の餌食となるのですから。
そして私はもう、既に餌食になってしまっているのですから。

リンク

鬼遊戯(明鏡止水収録)/己龍の歌詞|『ROCK LYRIC』

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