今回、ZAIKO LIVEというサービスを使って有料で配信された己龍のライブ「龍跳狐臥」
こちらは2015年7月31日に己龍初の日本武道館で行われた公演の再演となっています。
セットリストなどは当時のものとほぼ同じでした。せいぜいドラムソロの有無が違ったくらいでしょうか……
ちなみに私は、武道館公演を千秋楽公演……ツアーファイナルとする全国ツアーの中の広島公演には参加しましたが、武道館公演は残念ながら参加出来ていないので、この公演を見るのは初めてです。
セットリスト
1.アナザーサイド
2.九尾
3.残月
4.鬼ノ傀儡
5.井底之蛙
6.雛奉
7.悦ト鬱
8.朔宵
9.狐
10.露一筋
11.後ノ今宵
12.紅椿
13.靂霹ノ天青
14.鬼遊戯
15.愛怨忌焔
16.暁歌水月
EN1.見世物奇譚
EN2.天照
EN3.空蝉
EN4.叫声
感想
ベースの一色日和さん、最近女形をやめましたが、この頃はまだ女形をしていまして、当時の衣装で再演されるとの事で楽しみにしておりましたが、5年の月日が経過した事を感じさせぬ当時のままの可愛さがそこにありました……(流石に、僅かに変化を感じますが気にならない程度です)
ライブが始まって直ぐに見えたのは映像作品です。美しい自然のようで、中には鳥居や風車といった不穏なホラー要素、そしてそれをさらに掻き立てる不気味な不協和音……
それを見ていたら、己龍のかつてのライブの様子が映像に映し出されていきます。
なお、この映像は勿論過去の公演でも上映されたもので、偶然にも己龍のYoutubeチャンネルで、「ライブの登場の演出を見てその1曲目を当てる」企画で出題されており、何と下の動画の1分20秒辺りから視聴する事が出来てしまいます。
映像終わった後に狐のお面を被って並んで出てくる所も同じで(流石に無観客配信の方は武道館ではないのでスケール感まで同じとはいきませんでしたが)、もしかしてこの動画を先に出したのは、まだ「龍跳狐臥」を見る事が出来ていなかったファンにも「まさかこの演出をまた見られるなんて!」という感動を感じさせる為の布石だったのではないかと勘繰ってしまった程です。
そして、「あの日あの時あの場所へ……」の言葉と共に、一曲目のアナザーサイドが始まっていきます。
再演ではありますが、この5年の間にベストアルバムが発売され、多くの楽曲が再録された為、再録された楽曲に関しては再録版がベースになっているように思いました。
後は勿論、己龍の皆様の技術・表現力が5年間全く進歩していない訳が無いので、そこはホラーでおどろおどろしい所はよりおどろおどろしく、切なく泣ける所はより切なく悲しい気持ちになれるよう進化を遂げている筈です。……前の武道館公演を見ていないのでわかりませんが←
時々ボーカルの黒崎眞弥さんが放つ、「ここまで来い!」「荒ぶるブスども出て来いや!」のような煽りに対しては、思いっきり「そっちへ行きてぇぇぇえええ!」と叫んでしまいました。
画面!スマホの画面突き破って向こうへ届け!と思いながらスマホ片手に拳したりヘドバンしたり……とても楽しい時間でございました。
途中のMCであった衣装が元々は金色だったのに傷みと経年劣化で黄土色に見えるという話は、己龍さんが重ねて来た深みを示しているのだなぁ……としみじみと思ったりしました。
次回有料配信は…
8/3 19:00~ 「九条武政生誕祭」
8/12 19:00~「百鬼夜行」
百鬼夜行は以前行ったアルバムコンセプトツアーと同じコンセプトで行うライブのようです。
チケットはこちらのページから該当の公演を選択すれば購入可能です。
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