「閃光/己龍」を聴いてみた!

音楽感想

試聴

動画

己龍「閃光」MUSIC VIDEO

閃光収録CD紹介

・シングル「閃光」収録

閃光感想

イントロから、リズムをとるバンドサウンドと、その合間でシャカシャカとなっている電子音が、ステージの入場音を思わせます。
そして、一気に華やかな笛の音色が響き、主役がステージに入場して舞を舞うかのようです。
ライブの1曲目とかに流すとぴったりそうな感じがしますね。

“閃光に悼み掌合わせて瞼落とした
何方どちら様も外方そっぽを向いて歩めどふらふらり

己も見えぬ目ん玉と聞こえぬ談笑を沼田打つべろ
愛想で哀訴を詫びる矮小

此の現世うつしよに答えは在るか?
手に入れたその答えを抱き独法師ひとりぼっちの無理心中”
―「閃光」歌詞(作詞:酒井参輝)より引用―

もう既にここまででCメロぐらいあるんじゃないでしょうか。それくらいメロディの展開が忙しいです。
まさにめくるめく万華鏡のように、次から次へと変化していきます。

“「さようなら」

此れが己が命を賭した末路か”
―「閃光」歌詞(作詞:酒井参輝)より引用―

それまで忙しなく展開していたメロディが、ここで一旦ゆったりとします。
主人公は死を前にして、今までの愛想や同情による哀訴を振り撒いた人生を振り返りながら、その最期が思っていた程立派なものではなく、それを目を閉じながら、若干憂う気持ちもあるけれども受け入れていく……そんな光景が目に浮かぶようです。

“夢の殻に閉じ篭り知らぬが仏と悟れば
生きる事の飢え 死する事の渇き 喰らい飲み干す人の宴
夢で見た現世の夢 哀れ 知るが煩悩
臆の奥に措いた真は言わぬが花の蕾
焦がれた想の灰舞う”
―「閃光」歌詞(作詞:酒井参輝)より引用―

このサビ、御本人達も以下の動画で解説されているのですが、「天照」という曲を彷彿とさせるのですよね。

【裏話満載】己龍『閃光』本人解説【あの曲に隠された真実】

主人公は最期まで、自分の真実の姿を隠して、華やかな姿で彩り着飾ってきたのでしょう。

それはもしかしたら、抱いてはいけない恋心とか、そういった類のものなのかもしれません。

本心には気付かぬフリをして、夢に閉じこもっていた方が幸せだと悟り、その恋心を隠すように数多くの人と宴のように盛り上がっていたのかもしれません。
そして盛り上げることに命を賭しているのだと、言い聞かせて来たのでしょう。
だからこそ、今際の際にこれが自分の末路なのだと、諦めてしまった。

そんな1曲なのではないかと思っています。
ライブで聞くと「此れが己が命を賭した末路か」は少し違う意味を持って、今会場にこれだけのお客さんがいるという光景、それが命を賭して活動してきた結果なのだと思わせるような響きを持ちますから、この曲はライブで聞いてこそ映える1曲なのかもしれません。

リンク

閃光(閃光収録)/己龍の歌詞|『ROCK LYRIC』

己龍曲感想記事一覧
今までに書いた己龍の曲感想記事の一覧です

コメント

タイトルとURLをコピーしました