「残月/己龍」を聴いてみた!

音楽感想

試聴

残月収録CD紹介

・8枚目のシングル「灯」収録

残月感想

軽快なドラムソロから始まり、途中から入る不穏なサウンドを聴いていると、何だか、赤く染まった不気味な闇に白く光る月が残っているような、そんな光景が浮かんで来ます。

“腐れ畳 残月に軋む足音
闇夜にくらむ笑みは
煌々こうこう
真昼の空に白く張り付く
夜明けの晩に 鶴と亀が滑った

「泥々の海に片身を浮かせ、
僕自身すべてを飲み込み嗤笑わらいました」”
―「残月」歌詞(作詞:黒崎眞弥)より引用―

歌詞はとても難解ですが、不気味な世界観ばかりが描き出されているのがわかります。特に笑顔が不気味に映えるような描き方をされているように思います。

Aメロでは歌っている時はほぼドラムとボーカルばかりで、ギターが合間合間に鳴っていますので非常に、眞弥さんの特徴的な癖のある歌声が引き立つようになっています。

Bメロは対照的にギターの流れるようなサウンドが入りますので、この曲の中では1番聴きやすく耳に馴染みやすいのはBメロ、という印象を受けます。

“腐れ畳 ひいふうみいよの数え歌
後ろの正面 孕み胤の兄様あなた

「其れは其れはもう私の中で
螺子ねじれ這い回りひしめきます」
―「残月」歌詞(作詞:黒崎眞弥)より引用―”

一人称が僕であったり私であったり……主人公の自己、自我が曖昧になっている状態という事でしょうか?
主人公はお兄様に一体何をされているのか……

想像するだに恐ろしい光景なのかもしれません。

朦朧もうろう 錯落さくらく 回環かいかん ただれた貞操
揺曳ようえい 狂悖きょうはい 溷濁こんだく いびつゆがむ”
―「残月」歌詞(作詞:黒崎眞弥)より引用―

韻を踏み、まるで何かを振り回すかのようにぐるぐるとした印象を受けるサビが襲いかかってきます。
回転ヘドバンとかするとピッタリそうです。

歌詞には難解な単語が沢山ありましたので、意味を調べてみました。

「錯落」……入りまじる事。
「回環」……めぐること。まわること。
「揺曳」……ゆらゆらとたなびくこと。音などが後々まで尾を引いて残ること。
「狂悖」……同義に背いた非常識な言動をする事

なお、「溷濁」は「混濁」と同じで、混じったり混乱したり乱れたりです。

つまり、普通ではない行為が尾を引いて、色んなものがぐるぐるして歪み混乱する……そんな所でしょうか。メロディもぐるぐるしていますので、歌詞を読みながらこの曲を聴けば目でも頭でもぐるぐるぐるぐる……

理性を脱ぎ捨てたい時には良い一曲かもしれません。

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