「ありふれたうた/鬼龍院翔」(未発売曲)を聴いてみた!

コラム

※後日発売される事があればアーティスト名は発売時のものに変更します

動画

【鬼龍院】ありふれたうた(歌詞も動画の概要欄に全てあります)

ありふれたうた感想

凄くキラキラとした印象のある曲調になっており、動画の背景とも相まって、このキラキラした音が星空のように輝く風景を演出しているように思えてくる一曲です。

“疲れ果てた帰り道
君から来た無神経なLINEを舌打ちして無視する
天気予報がまた外れて風邪引きそうな服を着る
家までの道は地獄だね”
―「ありふれたうた」歌詞(作詞:鬼龍院翔)より引用―

「君から来た」の「来た」の部分や、「風邪引きそうな」の「そうな」の部分のメロディが何だか個人的にハマってしまったAメロ。
日常的な情景を描写する事で、「地獄」なんて言葉が出ていても、あくまで日常の軽口の範囲内の事なのだとわかります。

しかしLINEを無視するだけでなく舌打ちまでするとは……
片想い・失恋未練ソング多めの鬼龍院さんにしては珍しい描写のような気がしました。

“「退屈だ」と「ストレスだ」と
不満を撒き散らしてた僕を殴ってやりたい”
―「ありふれたうた」歌詞(作詞:鬼龍院翔)より引用―

歌詞の主人公は過去を回想していたようです。

皆さんも、例えば過去に戻れたら、「あの頃の自分を殴りたい!」と思った事はありませんか?
私は恥ずかしながら、何度もあります……。

“ありふれた日常が どれほど幸せなことか
何度も聞いていたのに 今までわからないまま
今日まで生きてしまった 日々に唾を吐きながら
汚し続けたもの まだ間に合うだろうか”
―「ありふれたうた」歌詞(作詞:鬼龍院翔)より引用―

星輝く夜空の下を、自転車で走り抜けている……そんな光景が浮かぶような、キラキラ感に疾走感の加わったサビ。

この疾走感は、主人公が今の今まで振り返らずに突っ走ってしまった事を表現するのも兼ねているのかもしれません。

歌詞から思い浮かべる光景は、例えばずっと一緒にいると思い込んでいた「君」から別れの言葉を切り出されてしまった光景。
一旦は切り抜けたものの、失った絆の大きさに気付き、まだ修復は間に合うだろうかと、歌われているような気がします。

もしくは単に、昨今ライブ中止などで、ライブをしてファンが目の前にいて……という光景が当たり前ではないのだと再認識した、というような話かもしれません。

今の所公式音源は鬼龍院さんが発表した動画の中にしか無い一曲ですので、後からCD化するかもしれませんが、今は間違いなく動画でしか聞くことが出来ません。
一度聞いてみていただけたらなと思っています。

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