「アートはお前なんかに壊せない/コドモドラゴン」を聴いてみた!

音楽感想

試聴

アートはお前なんかに壊せない収録CD紹介

・シングル「想葬」Dtype収録

アートはお前なんかに壊せない感想

私がこのイントロを聴いて思い浮かべる光景は、タイトルの「アート」という言葉ありきではありますが、大きく真っ白な壁に、色とりどりの筆で一筆ずつ、大きくよくわからない絵を描く様子が浮かんで来ます。

“いつからだ才能は使い捨てになって
鼬ごっこ追いかけっこ周りを睨めば

理想がだんだん灰になる

味が無くなって吐き出した ガムみたいに踏み潰した
誰かの生き様さえ 無かった事のように贋作を重ねていく

思考がだんだん灰になる”
―「アートはお前なんかに壊せない」歌詞(作詞:ハヤト)より引用―

メロディはとても聴きやすく、リズムもとてもリズミカルです。
「~灰になる」の辺りは囁きながら自身を追い詰めるかのように繰り返されていきます。

歌詞の主人公は、かつては芸術家として理想を追い求めようとしていたのでしょうか。
しかし色んなものに阻まれて、理想はおろか、考える事すらやめてしまったのでしょう。

“侵される侵されるを重ねる
芸術なんて芸術なんて幻滅だって

Ah 時代を盾にする
卑怯者の屁理屈なんてちっぽけだ”
―「アートはお前なんかに壊せない」歌詞(作詞:ハヤト)より引用―

韻を踏んだ二文の後の、「Ah」以降の部分で流れるピアノのメロディがまた孤高な美しさがあって個人的には好みです。

もう、芸術は過去のものだと決めつけて、屁理屈こねて批評する人がいるのでしょうね。

でもそんな屁理屈がちっぽけに見える程、芸術の歴史を紐解いていけばとても偉大なものなのだと、言いたいのかもしれません。

“僕は何を唄う こんな現代いま
回答こたえ無き世界へ向けた
過去をなぞるだけの感覚じゃなにも壊せやしない”
―「アートはお前なんかに壊せない」歌詞(作詞:ハヤト)より引用―

主人公がサビで壊せないと歌うのは、アートではなく、世間の常識ではないかと思っています。

芸術が残り今まで受け継がれてきたのは、当時の常識を破壊する程のインパクトがあったからで、そんな歴史をなぞるだけでは、現代の常識を壊す程のインパクトを与える事は出来ないと言いたいのではないでしょうか?

そしてインパクトが無ければ記憶にも残らないので、何も無かったのと同じ事になり、今まで受け継がれてきた芸術を良い意味で壊す事にも繋がらない。

「アートはお前なんかに壊せない」というタイトルは、そんな意味も含められているように思いました。

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