以前このような感想記事を書きましたが、他のイヤホンを聴くにつれて、少しこのイヤホンの立ち位置的なものがわかってきた気がするので、少し書き直してみようと思います。
でも、前の感想記事は当時の私の素直な感想でもあるので、それはそれで置いておいて、改めて素直に感想を書いてみる次第です。
聴き直してみた
まずはこのイヤホン、ダイナミックドライバーが1つという構成です。そしてここにBAドライバを1つプラスすると、KZ ZSTXになります。
そういう立ち位置のイヤホンらしいのです。
ぶっちゃけ、当時の私はBAドライバが奏でる音というのをまだ聴いた事が無い状態だったので以前の記事ではパリピ感なんて言葉を使っていますが、ZSTXやZSN PROXを聴いた後に聴いてみると、パリピ感は少し違うなぁ……と思い直すようになりました。
高音域が疎かにはなっていない。
疎かにはなっていないんだけど、若干のパワー不足感はある。
その分、シンバルの刺さりは少なめに感じる。
どちらが良いかは、やっぱり好み次第で、私はZSTXやZSN PROXの方が好み。
そういうイヤホン、という立ち位置になりました。
実はEDXについて記事を書いた後、同じシリーズの前モデルである、ED12の記事を書いたのですが、その時に……

「イヤホンマニアで歴史や進化の過程を実感したい!みたいな方は押さえておくと良い一本、みたいな立ち位置になったのではないかと思っています。」
なんて事を書いたのですが、KBEAR KS1などを聴いていると、今はまだメーカーの最新技術のドライバを用いている状態なのでここまでの感じにはならないけれど、数年後も好みの違いを理由に第一線で楽しむイヤホンになるか、たまに思い出したように嗜む資料的なイヤホンになるかというと、このイヤホンも資料的な立ち位置に落ち着きそうだな……と、感じた次第です。
勿論良い音質のイヤホンではあるのですが、他が良すぎるね……
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