Billet~幼き夏の便箋/LAREINE~レビュー151曲目~

~Billet~幼き夏の便箋収録CD紹介~

・8枚目のシングル「Billet~幼き夏の便箋」収録

・3枚目のアルバム「フィエルテの海と共に消ゆ~The Last of Romance~」収録

・KAMIJOソロ名義ベストアルバム「20th Anniversary All Time Best~革命の系譜~」収録




~Billet~幼き夏の便箋感想~

ミドルテンポで心地良く展開する、メロディアスで少しダンサブルな一面もある楽曲です。少し切なく、でも何となくどこか涼やかな風を感じます。

ボーカルKAMIJOさんの歌声も今のクオリティから見ると若く未熟な所が感じられますが、逆にその若さがこの曲に取っての良いスパイスになっているように思えます。

ちなみにBilletという単語を調べた所、フランス語でチケットという意味があるようです。

“泣きながら書いた君への手紙を
誰か届けてよ ラブレター”
―「Billet~幼き夏の便箋」歌詞より引用―

主人公は君の事がとても大好きだったのだと思います。ただ、何かやむを得ない事情があって別れる事になってしまった。
幼き夏の便箋、というタイトルから子供時代の初恋、のような雰囲気を感じたので、例えば親の転勤で引越しをする事になった、などの本人達の気持ちとは関係ない所で、やむを得ない別れが発生してしまったのではないでしょうか。

“西へ沈んだ片想いは
今の気持ちを描く
なのに影は僕に隠れて
遠く逃げ出してゆく”
―「Billet~幼き夏の便箋」歌詞より引用―

夕日は沈み消えつつも輝き、強烈な美しい光を放つものですが、主人公の君に対する想いも、消えつつも今尚強烈な輝きを放ち主人公の心に残っていると言えるでしょう。
なのに結局想いを伝えるに至らず、寂しさを感じているように思えます。

“忘れたはずのガラスの恋
君を追いかけた夢
もう過ぎ去った夏の風は
僕を置き去りにした”
―「Billet~幼き夏の便箋」歌詞より引用―

少しの衝撃で砕け散ってしまうような淡い恋心を忘れようとしていた筈なのに、主人公は夏が来る度に思い出しているのではないでしょうか?
過去、とある夏に起きた別れの出来事以降、君に気持ちを伝えることも出来ず、思い出す度に主人公の心は幼かったその頃へ戻っていくのです。

“泣きながら書いた君への手紙を
誰か届けてよ ラブレター
置き去りにされた君への気持ちを
誰か届けてよ ラブレター”
―「Billet~幼き夏の便箋」歌詞より引用―

主人公は自身では君の居場所を掴む事さえ出来ていないのではないでしょうか。
だからこそ誰かに、思いの丈を記したラブレターを届けて欲しいと思うのです。誰も届ける事が出来ないと知っていても、例えば神に祈ったり、奇跡がおきないかと願ったりするのです。

青春の初恋の気持ちを思い出しながらこの曲を聴いてみると、より一層この楽曲が美しく感じられるかもしれません。




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