ヴェル・エール~空白の瞬間の中で~~レビュー136曲目~

~ヴェル・エール~空白の瞬間の中で~収録CD紹介~

・メジャーデビューシングル「ヴェル・エール~空白の瞬間の中で~」収録

・メジャーデビューアルバム「merveilles」収録

・ベストアルバム「La collection des singles」収録

・ベストアルバム「La Meilleur Selection de MALICE MIZER」収録

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~ヴェル・エール~空白の瞬間の中で~感想~

時計の針の音と共に穏やかに始まるオルゴールの音色、そこから世界を広げるように絡み出すツインギターの絡み合いを筆頭としたバンドサウンド……

MALICE MIZERは曲の序盤から濃厚な世界観を展開します。この衝撃は言葉では言い表せないものがあるので可能であれば何とか音源を入手して是非聞いていただきたい曲です。

“さあ目を開けて僕を見てよ
ほらまだ温もりさえ
僕の手の平に抱かれている現実いま
もう痛みも無い中で
貴女は何を現在いまも想っているの”
―「ヴェル・エール~空白の瞬間の中で~」歌詞より引用―

歌詞では、恐らく、「貴女」は既に永遠の眠りについてしまっており、二度と目を覚ます事は無いのに主人公はそんな「貴女」を抱き抱え、必死に呼び掛けをしている……そんな光景が目に浮かびます。
何を想っているのか問いかけている辺り、主人公は現実を受け入れきれていないのではないでしょうか?

“大空に浮かべた思い出の中で
踊る二人を見つめ泣いていた
最後までさよならさえ言えずこの場所で
眠りに落ちた貴女を抱いていたくて

揺れながら足を浮かせ…”
―「ヴェル・エール~空白の瞬間の中で~」歌詞より引用―

「揺れながら足を浮かせ」という言葉からは、無邪気な少女の姿が想像されます。なので私は、「貴女」も少女なのだろうと思います。
ただただ、生きて二人で踊っていた頃を思い出し、ひたすらにその死を悲しむ主人公の姿が描かれています。

このサビの後でまた一度静寂なオルゴールサウンドの時間が訪れるのも良い点です。思い出を追憶している事が、歌詞からも曲からも伝わって来ます。

ちなみに、タイトルにある「ヴェル・エール」とは、フランス語で「vel aile(青い翼)」、「bel air(広大な空)」の二つの単語をかけたダブルミーニングになっているようで、少女の死を、青く美しい翼で大空に旅立った、という風に表現しているのではないかと思います。

死を悲しくも美しいものと捉え表現している濃厚な世界観の楽曲、是非一度聞いていただければと思います。

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~ヴェル・エール~空白の瞬間の中で~リンク~

MALICE MIZER ヴェル・エール~空白の瞬間の中で~歌詞―J-Lyric.net
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