この頁では再録版「大嫌い 2006」を含めて感想を書いています。
試聴
大嫌い収録CD紹介
・シングル「負ヲ讃エル謳」収録

・アルバム「新葬ラ謳」収録(「大嫌い2006」)
大嫌い感想
大嫌い
※引用する歌詞は、表記を簡潔にする観点から「大嫌い 2006」のものを引用させていただきます。従来の表記が気になる方は下にリンクを貼っておきますので、是非そこからご確認下さい。
開幕ベースソロから始まり、そこからドラムとギターがダウナーな雰囲気を漂わせて入って来ます。イントロからとても暗い気持ちになります。自分の殻に閉じこもってしまいそう…
そして、「あなたが大嫌いです」の囁き声と共に、楽曲は急にテンポを上げ、激しさを増していきます。
“キライ
あなたが大嫌いです
ずっと知ってると思ってました”
―「大嫌い 2006」歌詞(作詞:ミヤ)より引用―
激しさに合わせ、「キライキライキライ……」と息をつく間もなくひたすらに「キライ」を連呼していますから、相当「あなた」が大嫌いなのだろうと思います。
そして二文歌ったと思いきや再び「キライキライキライ…」
キライキライを繰り返しすぎて、どこかでタイトルの「大嫌い」と聞き間違えてしまいそうな程、ただひたすらにキライを歌っています。
“あなたが大嫌いです
そんなに驚くことないでしょう”
―「大嫌い 2006」歌詞(作詞:ミヤ)より引用―
この歌詞を見る限り、「あなた」は主人公に嫌われている事を知らなかったようです。
恐らく、歌詞の主人公はそんなに自分の意見をハッキリと言えるタイプでは無いのかもしれません。
だからこそ、突如暴発した嫌いの感情をぶつけられて驚いているのでしょう。
そして楽曲はこの2つの、2文の歌詞を繰り返しながら、さらにさらに大嫌いな感情を爆発させていきます。
大嫌い 2006
再録版では、出だし後のイントロのギターの不気味さが増しています。そして、「嫌い…」という呟きも。
原曲では「キライキライキライ…」の部分が、ボーカルにプラスして低い囁き声が入っているのですが、再録版ではそれが無くなっていて、より大嫌いな感情をぶちまけてやろうという心意気(?)を感じます。
楽曲全体を通すと、再録版の方が「嫌いな感情を発散するぞ!」というパワーに満ち溢れています。
逆に原曲の方は再録版よりは全体的に陰鬱な(それでもかなりの暴れ曲ですが)雰囲気があります。
どちらも、誰か嫌いな人がいてストレスが溜まって仕方がない時のストレス発散にピッタリだと思いますが、どちらの「大嫌い」がより聴いている人に近くて発散しやすいかの差はあると思います。
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