~ホリゾント収録CD紹介~
・15枚目のシングル「ホリゾント」収録
・7枚目のアルバム「極彩」収録
・ベストアルバム「BEST OF MUCC」収録
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~ホリゾント感想~
どこか寂しさを感じさせるクリーンギターのメロディ、そして笛の音が印象的なイントロから始まる、どこか哀愁を感じさせる歌謡ロックです。
個人的には、ムックはこういう哀愁歌謡ロックはボーカルの声質的にもピッタリの曲なのではないかと思っています。
“頬をさす北風に襟を立てて
空も見れずに歩いてく僕達
大人になりきれない日々を越えて
君の肩に落ちた雪が時間を止めた”
―「ホリゾント」歌詞より引用―
歌詞もとても文学的で、情景が目に見えるかのように丁寧に描写されています。
「頬をさす北風」や、「雪」というワードから、舞台は真冬のようです。
何となく、日々を惰性に過ごしている中で、君の肩に落ちた雪、なんて些細な事が何故かふと気になる、そんな光景が目に浮かぶようです。
“初雪がこのせわしい世界隠し
あの日と同じように 高鳴る胸
大丈夫 描いてた未来じゃないけど
鏡に映った自分 誇ってあげるよ”
―「ホリゾント」歌詞より引用―
あの日、とは一体いつなのでしょう?例えば、君に初めて恋をした日なのか、他の日なのか……そこは、聴き手の想像に任されている事と思います。
しかし共通しているのは、その日は今よりも過去にあるという事です。その頃の自分が想像していた未来の自分に、今皆さんはなれていますか?
なれていなかったとしても、今の自分をしっかり褒めてあげましょう、そんな、冬の雪をじんわりと溶かすような、暖かなメッセージが伝わって、前向きになれる一曲です。
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