「時限爆弾」(MUCC37枚目のシングル)収録曲感想

CD紹介

試聴

収録曲感想

生と死と君

最初は静かに始まって、徐々に壮大に、感情が爆発していく曲です。

このイヤホンで聴いて初めて、Aメロの辺りにか細い高音が聴こえるのに気がついたのはちょっとした収穫。最初はノイズかとも思いましたが、明らかにメロディやコード進行に合わせて多少高さが変わっているんですよね。

1回目のサビはただ周囲が叫んでいる感じだったのに、2回目のサビからボーカルが違う言葉で叫び始める構成には驚きました。

大好きな人が空に行ってしまって、その事実が受け入れられない気持ちになっているのがひしひしと伝わってきます。

TIMER

ドラムとベースがまさにタイマーが進んでいく時限爆弾のようにリズムを刻んでいく曲です。

そこにボーカル・逹瑯さんの気だるげながら色っぽい歌声が重なって、独特な色気も漂ってきます。

終わりがうっすらと見えてしまった愛や恋なんて終わって欲しいと思う願いの表れの曲でしょうか……

浮気している事にこっちだけ気がついてしまってから、それを相手に突きつけるまでの間の心境のような感覚です。

マゼンタ

最初のクリーンギターで切ないバラードかと思いきや直後の重厚なバンドサウンドに良い意味で裏切られます。

サビの「最後の夜だから」という歌詞を聞いているとMALICE MIZERの月下の夜想曲が過ぎったりします。

そうして最終的にはどうしてもそっちに引きずられてしまいます……MALICE MIZERをリアルタイムで見ていたり、生で見てその衝撃を感じていた訳でもないのに……

レクイエム

ゆったりとどこかを漂うような、暗めの雰囲気のバラードです。

夜の森の中にある湖の水面が月の光を受けて輝いているみたいな光景が浮かびます。

そして暗かった雰囲気がいつしか、眩い光に包まれていくのも感じる曲です。

視聴環境

再生機器:Xperia 10 Ⅲ(DSEE Ultimateオン)

再生音源:Apple Musicより通常配信音源(高音質)

イヤホン:KZ ZAS

イヤーピース:final EタイプCLEAR

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