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流星収録CD紹介

・アルバム「極彩」収録
・アルバム「殺シノ調ベ」収録
流星感想
クリーンギターとピアノが非常にキラキラした印象を放ち、美しい星空が広々としている様子が目に浮かぶ一曲。
“小さな花宿す枕木 平行に並ぶ錆びた線路
素足で歩いてく草原 ふと見上げれば月のない星空
流星降り注ぐパノラマ 何万光年の輝き
紺碧の清空彩るスパンコールのギリシア神話達
滲んだ爪先 空を見上げる君の手を
引きながら歩いてく汚れたままの掌で”
―「流星」歌詞(作詞:逹瑯)より引用―
淡々と語られるその世界観は、まるで小説の様に繊細な言葉で描写されています。
星座を「スパンコールのギリシア神話達」と表現する曲を、私はこの曲以外には今の所まだ知りません。
星の輝きの綺麗な夜空が浮かんできますね。
“忘れないよ 君が愛した景色の本当の色
だけど今は星屑さえも眩しすぎて”
―「流星」歌詞(作詞:逹瑯)より引用―
ここで言う「星屑」は、人工的な電灯などの光のことでは無いかと思っています。
本当は綺麗な星空が、地上が電灯などで明るくなっているせいで見えにくくなっているという話、どこかで聞いた事はありませんか?
その事を表現しているような気がします。
この箇所は、Bメロというにはとても綺麗で耳に残りやすいメロディをしているので、実はこの曲はAメロ→サビ→大サビ構成ではないかと思っているこの頃です。
“涙を噛み締め震える恋人よ
繋いだその手は 悲しい程暖かく”
―「流星」歌詞(作詞:逹瑯)より引用―
サビの「なみぃぃぃぃだをぉぉぉぉ」というリズムが、本当に星が流れているかのような躍動感を生み出すサビ。
恋人が涙するのは、思い出のある素敵な景色が消えつつある現実に対してなのでしょうか。
けれど繋いだその手は昔と変わらず暖かくて、でも周りの景色が変わっていて、だからこそ少し寂しさを感じているのかもしれません。
切なさと綺麗さと躍動感の同居する名曲だと思っています。
皆様是非1度聴いてみて下さい。
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