TIMER/MUCC~レビュー183曲目~

~試聴~

~TIMER収録CD紹介~

・37枚目のシングル「時限爆弾」収録




~TIMER感想~

ベースを全面に押し出して、ドラムも混ざり、アルバムのタイトルからも、本当に時限爆弾のタイマーが進んでいるかのような、ダウナーな印象を受けるイントロから始まります。

“チクタクと無限か有限か桜散って 刻んだBPM
チグハグな昨日は最低な今日になって 未来は電源オフ”
―「TIMER」歌詞より引用―

時間って同じような日常が永遠に繰り返されていくような気がしますよね。実際は死ぬ瞬間までの有限な時間を確実に消費しているのですが、日々に変化が無いと無限のように感じられてしまいます。

そうして何となく生きていた昨日が最低な結果を引き起こし、やがて……といった感じでしょうか。

“何万回並べたっけ?傷口にそっと キスとI love you
応急の手当てばっか ツギハギばっか 僕らのI need you
Fuckin honey please killing me 嘘八百並べちゃって
後200足せば真実になるって 本気で言ってる君が愛しいよ”
―「TIMER」歌詞より引用―

何か傷つく事があって、嘘をついて事実を隠し誤魔化しているのではないかと思ってしまいます。

その上で、「嘘も突き通せば真実になる」と信じ込んでひたすらに嘘をついて騙し続けているのでしょう。

例えば、嘘を真実と信じたまま死んでしまったりしたら、事実は嘘でもその人の中では真実になると考えてしまえば……それが嘘である事を伝える事でその人が酷く傷つくような状況であれば、この曲の世界観は成立すると思うのです。

嘘が嘘である事がバレるのが、時限爆弾が爆発する事。
バレる時までの時間が、「TIMER」です。

“どこまで?どこまでも
いつまで?いつまでも

抱きしめた 時限爆弾
さぁ眠ろう タイマーの子守唄の中”
―「TIMER」歌詞より引用―

サビは同期音源も入り、だいぶ壮大な雰囲気に仕上がっています。
どこまで嘘を隠し通すのか、それはどこまでも、いつまでも。

嘘はいつかバレてしまうかもしれないけれど、それがバレなければ良いと祈りながら呼びかけているのかな、と思いました。

“嘘八百信じちゃって 後200足せば真実になるって
本気で言ってる自分が虚しいよ”
―「TIMER」歌詞より引用―

けれど、歌詞の主人公は嘘をつき続ける事を選びつつも、心の底では迷っている様です。

だから、最後のサビにはこんな心の叫びが漏れてしまいます。

“永遠を求めてよ
永遠を もぅ 止めてよ”
―「TIMER」歌詞より引用―

嘘が永遠にバレなければ良いという相手を思いやる気持ちと、嘘をつき続ける後ろめたさから、寧ろバレる事によって解放されたいという自分の気持ちが交錯した叫びです。

他人を思いやる嘘の是非について考えさせられる一曲です。




~リンク~

MUCC TIMER 歌詞 J-Lyric.net
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