試聴
Double-Action収録CD紹介
・シングル「Double-Action」収録
・アルバム「PERFECT-ACTION -DOUBLE-ACTION COMPLETE COLLECTION-」収録
Double-Action感想
この曲をEDとしている仮面ライダー電王は、不運な主人公に、過去を改変しようと未来からやって来た様々な性格の怪人・イマジンが憑依して変身し戦うスタイルの仮面ライダーで、Double-Actionという楽曲も、憑依するイマジンによってアレンジの変わったバージョンが複数存在します。
今回はその中から、赤い色をした一番スタンダードなフォーム・ソードフォームの戦闘時EDとして起用されているバージョンについて書いてみたいと思います。
なお、他の楽曲については全て○○ formと曲名が付きますが、ソードフォームだけは一番最初でスタンダードなもの、という位置づけでもあり、フォーム名がついていません。
“こぼれ落ちる砂のように 誰も時間止められない
その定め犯す者 「僕が」「俺が」消してみせる 必ず”
―「Double-Action」歌詞(作詞:藤林聖子)より引用―
走行音のようなSEの後、静かに始まり、ストリングスなどを加えて徐々に目覚め、燃え上がっていくかのような歌い出しで始まります。
進む時間を砂時計で上からこぼれ落ちていく砂に例えて、その流れを止めたり変えたりする、「定め犯す者」を必ず倒してみせるぞ、という意気込みが描かれています。
なお、この歌い出しの後にある間奏部分のメロディは今後紹介する各フォームでも多少アレンジは違えどメロディとして共通する感想になっており、私はそのメロディを聴くとアレンジ曲を含めて総称しての「Double-Action」だなぁ……と思います。
ソードフォームはスタンダードにロックとしてカッコイイ感じに仕上がっていますね。
“自分の中誰かが 騒ぎ出そうとしている
俺の時間を待ってる 制御出来ない衝動”
―「Double-Action」歌詞(作詞:藤林聖子)より引用―
Aメロは2人の状況の説明です。
「自分の中誰かが 騒ぎ出そうとしている」のが主人公・野上良太郎。
「制御出来ない衝動」を持って俺が動き出せる瞬間を待つのが、好戦的なイマジン・モモタロス。
“Right now 目を背けたら…歴史が崩れてく
風さえも叫んでいる「目覚めよ熱く」”
―「Double-Action」歌詞(作詞:藤林聖子)より引用―
Bメロは、「目を背けたら」と「歴史が崩れてく」のメロディは下から上に上がっていくので、手を伸ばして守ろうとしても届かない、守れない悲しさみたいなものを感じます。
なので、守る為に戦士として目覚めよと、世界全体が呼びかけている、そんな印象です。
「目覚めよ熱く」で音が低くなるのがまたカッコイイ所です。
“誰も知らない時空 駆け抜けてゆく光
Get Ready(お前が) Time to change(決める) この世界の行方を”
―「Double-Action」歌詞(作詞:藤林聖子)より引用―
まだサビには行きません。Cメロを使ってぐんぐんと加速しながらも焦らしていきます。
「お前が決める」はモモタロスが歌っていますので、世界に目覚めろと呼びかけられ、相棒怪人からの、「お前が決めた事なら俺はついていくぞ」というエールを受け、そしてようやく戦士は誕生するのです。
“2つの声重なる時 誰よりも強くなれる
動き出そうぜ Double-Action「今と」「未来」1つになる瞬間”
―「Double-Action」歌詞(作詞:藤林聖子)より引用―
焦らして焦らして、ようやくのサビが気持ち良い!
カッコイイ以上に爽快感があります。
2人の意思が1つになれば誰にも負けない無敵の戦士が誕生し、動き出す。
そのカッコ良さを余すこと無く発揮する楽曲となっています。
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