「マクガフィン/岡村靖幸さらにライムスター」を聴いてみた!

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岡村靖幸さらにライムスター「マクガフィン」

マクガフィン収録CD紹介

・配信シングル「マクガフィン」収録

マクガフィン感想

イントロは最初、テンションが上がっていくかと思いきや、スタイリッシュな雰囲気に落ち着く感じになっています。

“真夜中の静寂に紛れる計画
さながらヒッチコックのサスペンス映画
監視の目が街じゅうに溢れかえる世界さ?
決して怠るな 警戒
だが我慢も限界 欲望が決壊
閉じきったドアほど こじ開けたい
誰もが秘密を携帯する現代
もう 正しさだけじゃ生きてゆけない”
―「マクガフィン」歌詞(作詞:宇多丸、MUMMY-D、岡村靖幸)より引用―

「決して怠るな警戒」まではリズム音にラップの構成で、夜闇に紛れて見つからないように、隠れて計画を遂行しようとしている……そんな光景が目に浮かびます。
そんな様子を、歌詞で「サスペンス映画」と表現しているのでしょう。

「だが我慢も限界」からはシンセの音色も増え、さらに曲は緊迫感を高めて行きます。
もしかしたら近くで無害そうな顔をして立っている人物が、実はネット上では主人公の行為を誰かに密告する、密告者なのかも知れない。
計画遂行を前に欲望は高まっていくが、監視だらけの街で見つからずにいる為にはもう手段は選んでいられない、そんな感じでしょうか?

“スタントシーンにも乞うご期待
キミという名の暗号を解読したい
まるでスパイ同士が奪い合う謎のお宝
全部を賭ける価値があるのだから
北北西に進路を取ってスピードアップ
疑惑の影も振り切り旅立つ
知りすぎたボクたちはもう既にヒートアップ
この奇怪なゲームのリピーターさ…”
―「マクガフィン」歌詞(作詞:宇多丸、MUMMY-D、岡村靖幸)より引用―

ここで計画遂行の目的が「キミ」である事が判明します。
主人公はキミの事が好きなのではないでしょうか?
だからこそキミの姿が、謎を着飾る魅惑の宝に見えて、全てを賭けて手に入れようとするのでしょう。

しかも、「スパイ同士」「ボクたち」という言葉から、「キミ」を狙っている存在が、主人公以外にもいるという事が判明します。
つまり主人公か、はたまた主人公以外の人物か、誰が「キミ」の心を手に入れるのか。
そんな、恋愛という奇怪なゲームの「リピーター」な訳ですから、主人公はカッコつけているけれど実際はそうでもない人物なのかも知れません。

“アリバイをミスし
事件級の修羅場にいる気分?
手に汗握るサスペンスワールド?
逃れ逃れて来たぜ”
―「マクガフィン」歌詞(作詞:宇多丸、MUMMY-D、岡村靖幸)より引用―

囁くようなメロディのBメロ。
修羅場という事は、じつは主人公は浮気をしているのでしょうか?
例えば、浮気相手のキミといる現場を、パートナーに見られてしまったのかもしれません。

そうすると、Aメロにあった「奇怪なゲームのリピーター」とは、例えば恋愛をして、お互いに納得して結婚したのに、結婚生活に飽きてしまいスリルを求めて再び別の人と恋愛
をしてしまった状態を示すような気もしてきました。

スパイやサスペンス映画に例えるのも、パートナーに見つからないように、浮気相手のキミの心を盗み出そうとしているからなのかもしれません。

“がってんしょうちな
完全装備しな
あの娘はスパイガール
大成功したい
作戦どおりな
(でも)あなたのせいで
深く遠く水没してしまうロックナンバー”
―「マクガフィン」歌詞(作詞:宇多丸、MUMMY-D、岡村靖幸)より引用―

細かく刻むリズムが心地よいサビでは、多分浮気はパートナーに発見されてしまいました。
もしかしたらキミ=あの娘が、パートナーである「あなた」と繋がっていた可能性すらあるかもしれません。

繋がっていなかったとしても、もしかしたらキミにパートナーの存在がバレた事で、「私の事は本気じゃなかったんだ!」とフラれた、という解釈の仕方も出来るかもしれません。

連絡を取るスマホが水没させられ、キミの心には完全にロックがかかってしまい、もう開かせる事が出来ない状態になってしまったのだと思います。

“ジ、ジ、ジ、ジ、ジ、実体のない
キ、キ、キ、キ、キミに
手、手、手が届きそうで
マクガフィン、マクガフィン
キミは(Ahhhhh!!!!)
カ、カ、カ、カ、カ、掛け替えのない
キ、キ、キ、キ、キミに
手、手、手を擦り抜けそうで
マクガフィン、マクガフィン
キミを(Ahhhhh!!!!)”
―「マクガフィン」歌詞(作詞:宇多丸、MUMMY-D、岡村靖幸)より引用―

サビからの小気味よいリズムはそのまま継続するサビ後。
歌詞表現で視覚的にもリズムをとっています。
4を除き、6からカウントダウンするように繰り返しの回数が減っているのは偶然では無いと思います。

ちなみにマクガフィンをWikipediaで調べてみると、話しを進める為に用いられるデバイスであり、典型例としては泥棒が狙う宝石や、スパイが狙う重要書類が挙げられるが、登場人物が何故それを追い求めるのかの説明はされない事が多いとの事。

確かに今楽曲におけるキミも、主人公が好きなのではないかと推測はしてみましたが、そんな事は一言も歌詞には出てきてはいません。
もしかしたら、相手はキミではなくても良くて、手軽に恋愛が出来る異性だったら誰でもいいやと思っているのかもしれません。
キミが好きなのか、恋愛するという経験や感情自体が好きなのか。
私は、主人公はキミが好きなのだと思っていたいですが、真相はまさに闇の中です。

とてもミステリアスな雰囲気漂うラップ曲、皆様も是非一度聴いてみてください。

リンク

岡村靖幸さらにライムスター曲感想記事
※現在楽曲は「マクガフィン」のみです曲感想記事一覧・マクガフィンリンク

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