「紅葉/陰陽座」を聴いてみた!~212曲目~

音楽感想

試聴

紅葉収録CD紹介

・12枚目のシングル「紅葉」収録

・8枚目のアルバム「魑魅魍魎」収録

・2枚目のベストアルバム「龍鳳珠玉」収録




紅葉感想

長野県の戸隠に伝わる、鬼女紅葉伝説をテーマとした楽曲です。

鬼女紅葉伝説については簡単にまとめられたものがありましたので、こちらのページを参考にしながらこの楽曲を聴いてみました。

参考:神秘の国 戸隠:鬼女紅葉伝説戸隠岩戸清水

なお、「紅葉伝説」は「もみじ」と読みますが、陰陽座のこの楽曲のタイトルの読み方は「くれは」です。

楽曲は切ないクリーンギターがとても印象的で、タイトルに引き摺られた印象ではありますが、紅葉が風に舞い散る様が目に浮かぶようです。

然様そう捜しける 鬼女おにめ
現在いまの憂き名 此の身の処遇
もう逃げられぬ山鳥やまどり声を 聴くはこころ
―「紅葉」歌詞より引用―

Aメロは、鬼女紅葉が逃げ場なく追い詰められていく様のようです。
逃げられないと悟った紅葉は、自身の想いを最後に伝えようとしているのでしょう。

“嗚呼 ぜるは 刹那の夢
小鳥こがらすなら 一太刀で ける”
―「紅葉」歌詞より引用―

最後の瞬間、愛する人や愛する子と過ごしていた過去が、走馬灯のように紅葉の心の中へ去来します。

ことりこがらす」は、平維茂たいらのこれもちが紅葉を討伐したのに使用した刀の名前が「小烏丸こがらすまる」と伝えられていますので、そこから来ています。
「一太刀で逝ける」という言葉からは、ようやく……という気持ちも見え隠れしているような気がしますので、紅葉自身も鬼となった自分に負い目を感じた時もあったのでしょうか。

“その手を差し向ける前に 言選ことえりを 願い上げる
すめらかしづかる貴方に せめても 手向たむく迄”
―「紅葉」歌詞より引用―

天皇の勅命を受け自身を討伐しに来た平維茂たいらのこれもちに対し、紅葉は言葉を選ぶこと……言葉を選んで、最期の言葉として、愛する夫や子に伝えたい……そんな気持ちが伺えます。

討伐される事を覚悟した、鬼女の最期の切ない心を表現する珠玉のバラードソングとなっていますので是非一度、聴いてみてください!




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