~ザザ降り、ザザ鳴り。収録CD紹介~
・8枚目のアルバム「ネガとポジ」収録
・ベストアルバム「ゲシュタルト崩壊」収録
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~ザザ降り、ザザ鳴り。感想~
やや切ない雰囲気を感じさせながらも疾走感もある、ミドルテンポの楽曲です。
“胸の奥、揺れてるの。顔のない夢ばかり見るの。閉じた目の赤い闇でちらつくから。まだ眠れない。”
―「ザザ降り、ザザ鳴り。」歌詞より引用
何かがあったのでしょうか、顔のない夢という言葉から、悪夢の印象を受けますが、
悪夢ばかり見ているから寝ようとしても閉じた瞼の裏でその光景が再生され、眠る事が出来ずにいる様子が描かれています。
“ザザ降り 雨音 刺さってくメモリー
鮮やかな透明 流れない想いで
ザザ鳴り 砂嵐 テレビ画面 モノクローム
賑やかな孤独 映らない心で
刻んで 刻んで イン マイライフ
刻んで 刻んで イン マイライフ”
―「ザザ降り、ザザ鳴り。」歌詞より引用
雨の日に、思い起こされる記憶があるようです。
どれだけ雨が降り続いて色んなものを流していっても、その記憶と感情だけは強く思い起こされるから決して流れる事は無い、という事でしょうか?
また、テレビ画面の砂嵐というのはアナログ放送特有のもので、デジタル放送に切り替わってからは砂嵐は発生していないとの事なので、わからない方向けに動画を貼っておきますと、こんな感じのものです。
この曲が発売された2007年当時には誰もが知っていた日常的な風景の1つです。
雨の中、部屋の中で1人、何も映らずに砂嵐ばかり映すテレビを見ながら過去の思い出に浸っている……そんな光景が目に見えるかのようです。
そんな記憶と光景を、自分の人生に刻みつけるかのように。
ギターの歪んだ音が、歌詞の世界観が、しとしとと降り続ける雨を表現している楽曲です。雨の日のお供に是非1曲如何でしょうか。
~ザザ降り、ザザ鳴り。リンク~
Plastic Tree ザザ降り、ザザ鳴り。歌詞―J-Lyric.net
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