「PHANTASIA-パンタシア-/Royz」を聴いてみた!

音楽感想

試聴

PHANTASIA-パンタシア-収録CD紹介

・シングル「ANTHEM」通常盤Ctype収録

PHANTASIA-パンタシア-感想

最初に聞こえる行進をしているようなドラミングと、その後から聴こえてくる低い電子音が、とても無機質な世界観を演出しているように感じられる1曲です。

“〈the world〉
いっそりとってやり直し願望です
笑いたくないのに笑えるんですよ
ああ 苦いなすごく”
―「PHANTASIA-パンタシア-」歌詞(作詞:Royz)より引用―

Aメロに響くこの言葉から、主人公の感情がどんな状態にあるのかが伝わってきます。
きっと、建前で取り繕うのが上手くなってしまって、本音を出せなくなってしまった人なのではないかと。
だからこそ楽曲に頻繁に電子音が使われ、全体的に無機質な感じがするのかも知れません。

“もっと感じ取ったままで向き合わないと
溺れると思った この「何か」のまま
ちゃんと思った事を選んでいかないと
消えてしまうと思うよ 何もかもが”
―「PHANTASIA-パンタシア-」歌詞(作詞:Royz)より引用―

Aメロ後半はバンドサウンドが増えている筈なのに、逆に電子音が存在感を増していき、まさに感情が消えた世界に侵食されて行きそうな感覚です。
自分の思いに向き合って行動をせずに、建前で取り繕っていたら、いつの間にか本音が消えてしまうから、自分の思いに正直にいた方が良い……という事を伝えたいのではないかと思います。

実際にはバランスが大事だと思いますが、結構そのバランスが難しいものです。

“思ったよりも容易くバベルは崩れ去るから
分かるでしょう 僕らちょっと脆く出来すぎてる
たった一言-シズク-が全て壊すね
パンタシア 描いてる
描くなら 選ぶなら
切り刻んであげましょう”
―「PHANTASIA-パンタシア-」歌詞(作詞:Royz)より引用―

サビは少し曲調が明るくなっています。
たった一言、ちょっとした一言がその人の全てを傷つけてしまうこと、ありますよね。

タイトルにもある「パンタシア」とはラテン語で空想を意味している言葉で、ここで使われるとイメージは現実逃避の為の空想の理想郷みたいな印象を受けます。

傷ついてしまってそこから逃げ込むために空想を描く事で、生きる事を選んでいる……そんな状態なのかもしれません。
そこに対して、「切り刻んであげましょう」は少しゾクッとしますね。
でも、生きる事を選ぶなら空想に逃げ込まずに生きられるようにしてあげる、という意味なのかもしれません。

閉じこもりがちな感情に対して一定の理解を示すからこそ、最終的には少し希望が湧いてくるような曲だ、と思いました。

視聴環境

再生機器:Xperia XZ3
接続機器:SONY WALKMAN NW-A55(Bluetooth接続/DSEE HXオン)
再生音源:Youtube Music通常配信音源

イヤホン:KZ ZSN PROX

リンク

PHANTASIA-パンタシア-(ANTHEM収録)/Royzの歌詞|『ROCK LYRIC』

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