Ice Romancer/Sadie~レビュー64曲目~

~基本紹介~

・7枚目のシングル「Ice Romancer」収録

・5枚目のアルバム「MASTER OF ROMANCE」収録

・ベストアルバム「Singles」収録

・ベストアルバム「THE BOOTLEG「悲愴-hisou-」収録」

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~感想~

哀愁漂うイントロ、Aメロのメロディと、悲壮感を吐き出すようなデスボイスによるヘヴィなBメロパート、そして切なく美しいサビと、1曲の中でメリハリがついている事で各パートの印象が際立つ1曲です。

“愛は凍えそうで 崩れそうで掴めなくて

ただ誰かを願う

覚めた悲劇さえ無慈悲さえ凍てついた涙硝子

The love that seems to melt”

―「Ice Romancer」歌詞より引用―

歌の主人公が、何かの悲劇に見舞われ失いたくなかった愛を失ってしまった、或いは得たかった愛を掴み取れなかった、そんな喪失感のある歌詞からこの曲は始まります。

何があったのか、それを想像させるような具体的な言葉はあまり出てきませんが、それが逆に、聴き手に色々と想像をさせる余白、余韻となってこの曲の魅力を引き出しています。

なお、この喪失感は歌の主人公にとってかなり大きなものだったようで、途中でこの様な歌詞も出て来ます。

“誰か抱きしめて傷つけて忘れさせて

寂しさを奪ってもっと苦しめて無感情で

慰めて声殺して”

―「Ice Romancer」歌詞より引用―

「抱きしめる」「傷つける」「苦しめる」「慰める」……プラスな印象の言葉とマイナスな印象の言葉がごちゃ混ぜとなっていますが、それで望んでいるのは悲しさを忘れる事。とにかくどんな方向でも構わないから忘れさせてくれ、という事なのだと私には受け取れました。

悲しさの感情を、美しさとヘヴィさを交互に出す事で表現している、個性際立つ一曲ではないかと思っていますので、是非聴いてみていただければと思います。

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