「O」(島みやえい子1枚目のアルバム)収録曲感想

CD紹介

試聴

収録曲感想

O

爽やかなような、どこか神秘的なような、宇宙的な人工感なども感じられる曲です。

1000年が終わり、次の1000年が始まる狭間というのは、かくも人知を超えた空間にあるものなのでしょうか。

私にはその壮大さを想像するしか出来ません。

宇宙の中の大自然を感じながら。

笑顔を見せて

心を暖かく、励ましてくれて力が貰えるような一曲です。

光がとても眩しくて、キラキラと輝いている曲ですね。

母親が我が子を応援するが如く、大好きな人を応援しているのだと、楽曲全体の明るさが物語っています。

カーネリアンの奏でる夢

再び宇宙の神秘みたいな美しさと、独特の響きのあるリズムの曲となっています。

聴いていると、何だかヒーリングミュージックみたいに気持ちよくなって来ます。

歌詞もポジティブな内容ですし、この曲はきっとヒーリングミュージックなんだと思います。

胸のクロス

キラキラとした木漏れ日溢れる思い出が浮かんでいるかのようなイントロから始まる曲です。

でも聴き進めていると、それはきっと忘れられなかった恋の輝きで、サビの辺りではそれを棄てたくても棄てられなくて、どこか泣き叫んでいるような雰囲気さえ感じられます。

悲しいのに、明るさを忘れられずに、暗くなりきれずにいるのがよりいっそう悲しさを感じさせます。

求道の人(-remix-)

イントロから聴こえてくる「ララライヤ♪」というコーラスで神秘さを感じた後、Aメロの無機質なメロディでもう、この曲も人知を超えた大自然のどこかを揺蕩っているんだろうなと思うのです。

そこでサビのメロディが透き通った歌声で奏でられるものだからもう大変ですね。

この主人公が見つめている、「あなた」が歩み求めている道は生半可なものではありません。大自然を旅しながら地球の起源を眺めようとしているような、そんな壮大な道なのだと思いました。

そんな人を見つめながら、「私」はどこまでも近く寄り添う道を求めていると歌っています。

太陽

イントロの印象は、「太陽」というにはサイケデリックすぎると思いました。でもすぐに不思議な世界が展開していきます。

戦争で疲れたり、自らの罪の意識に押しつぶされそうになってしまった人に笑いかけてくる無邪気な笑顔があるんだろうなって思いました。

私はそれはその人自身の子供なのかなと思ったんですが、子供とかじゃなくて好きな人でも成立しますね。

とにかく、奪ってばかりだったその人に、大切な存在が出来たのです。

その人の存在そのものが太陽の輝きのように感じられたんだろうと思います。

I need you

まるで宝石でも眺めているような、キラキラとした世界観で演出されている曲かなと思いました。

ロミオとジュリエットのように、周りから見ると悲しい恋って輝くんですよね。

周りが闇に覆われても、失われない輝きがそこにあるんだと思います。

宇宙のまほろば

若月佑輝郎さんの「宇宙のまほろば」ってアルバムにも同じ曲のアレンジ違いが入っています。それをカバーしたのか、こっちの「宇宙のまほろば」がリリース早くて同名のアルバムの方がいわゆる、後で作曲家さん作詞家さんがリリースしましたって感じになるのかがよくわかっていません。

具体的な意味はわかりかねる所がありますが、凄く祝詞っぽい雰囲気の言葉ばかりが連なっています。

楽曲の神秘さも合わせて、物凄く、超常的な存在の力を感じる一曲です。

銀河の子

今度はどこか人工的な雰囲気を感じます。

「銀河の子」というタイトルですから、宇宙船に乗って宇宙を旅している様子でしょうか?

でも歌詞の雰囲気は人工的な宇宙船というよりも大自然地球駆け巡るみたいな感じなんですよね。

そのギャップがまた面白い感じです。

Recovery

光輝く色、水の癒し、木々の暖かさ……そんな光景が目に浮かぶかのような曲です。

聴いていて前向きになれる、暖かな気持ちになれる曲ですね。

ひぐらしのなく頃に

これまでのアルバムで感じて来た明るくて穏やかな気持ちを返してくれ←

いや畏れ多さの観点だけで見るとこの曲が一番畏れ多いでしょうかいやただ怖いだけですよ。

それともアニメでこの曲だけ先に知った弊害で、アルバムの流れで初めてこの曲を聴いたらそんなに怖くなかったりするのでしょうか?

ひぐらしがなく様な夕暮れになったら帰らないと神隠しに遭うよ……みたいな雰囲気がまさにピッタリだなって思います。

その恐怖からはもう逃げられないのです。

どこにも無い道

前前曲の「Recovery」で生まれ変わって前向きに歩いていたら「ひぐらしのなく頃に」でいつの間にか戻れなくなって、そしてこの曲でどこにも道が無くなるって、最初の方明るいのに終盤の絶望の畳み掛け具合半端ないと思っていたら、全然そんな事はありませんでした。

素朴で、未来の決まっていない道を歩いていこうって感じがする曲です。

なんでひぐらしがこのアルバムに入っているのか個人的にはよくわかりません……

あれがなければアルバム通して心が暖かくなるような一枚だったと自信を持って言えますし、あっても総合的には前向きになれる曲が多いのでそういうアルバムだという感想は抱くのですが、ひぐらしが異色過ぎる……なんて考えてしまいました。それを個性と呼んでしまえば、とても個性的なアルバムだと思います。

視聴環境

視聴環境

再生機器:Xperia 10 Ⅲ(DSEE Ultimateオン)

再生音源:Apple Musicより通常配信音源

イヤホン:KBEAR Lark

イヤーピース:Sedna Earfit Light

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