アリバイ/シド〜レビュー71曲目~

~アリバイ収録CD~

・2枚目のアルバム「星の都」収録

・ベストアルバム「SID 10th Anniversary BEST」収録
・メジャー10枚目のシングル「冬のベンチ」収録(Live from 『dead stock TOUR 2011』)




~アリバイ感想~

ピアノやブラス、ストリングスの音がふんだんに使われている、少し大人っぽい雰囲気に寂しさを滲ませる一曲となっています。

“ドラマティックさに欠けてる 別れも良しとして バイバイ
濡れたショーウィンドウに映る 痩せた笑顔 一つ”
―「アリバイ」歌詞より引用―

歌い出しのサビでは、これから別れを告げようとしている様子が描かれています。

後々に出て来る歌詞で想定できるシーンから、ここではまだ別れは告げていないのではないでしょうか?

濡れたショーウィンドウ、という事は現在雨が降っており、そこに映る笑顔が痩せているというのは、例えば相手に振り回され続けやつれている様子なのかもしれません。

“最後に約束してた 中華に連れてってちょうだい
言いそびれた そうじゃない 染まった女の弱み
空気を読めよ 得意の台詞 典型的なBね
次の恋の相手も それを選ぶでしょう”
―「アリバイ」歌詞より引用―

ここで口調から女性目線であろう事がわかるのですが、別れを告げようとした女性は、別れを言い出す事が出来ず、中華に連れて行って欲しいと言ってしまいます。

男性は別れを切り出される空気である事が何となくわかっていたのか、それとも単純にただ雨だからとかそんな理由で何となく中華は違うだろう、と思っていたのかはわかりませんが、そんな女性の要望に対し、空気を読めと強気に返しています。

それが得意な台詞、と言われるくらいですから恐らくこの男女の間では、女性が何か希望しても男性が断ってしまうような事は日常茶飯事ではないかと思われます。

“「仕方なく愛した人」と 忘れる事は容易い
引き止めてくれるのを 期待したのも事実で
全部がわからなくなる 嘘みたいに晴れた空
一つだけわかるのは もうすぐ泣くでしょう”
―「アリバイ」歌詞より引用―

最後を締めくくる直前のサビで、ここでついに別れを切り出したのではないかと思われます。

別れを切り出して、少しは引き止めの言葉があるのではないかと期待したけれど引き止めも無く、今まで付き合っていたのが嘘ではないかと思える程だったのでしょう。

この歌の最後には「濡れた笑顔一つ」、という言葉があるので、彼女はついに泣いてしまうようです。

そんな切ない別れの一曲ですが、曲はキャッチーで聴きやすい部類の曲となっています。

大人っぽい雰囲気もありますので、失恋したけど少し強がりたい気分の時なんかに最適な一曲ではないでしょうか。




~リンク~

シド アリバイ 歌詞―J-Lyric.net

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