「capsule/シド」を聴いてみた!

音楽感想

試聴

capsule収録CD紹介

・アルバム「hikari」収録

capsule感想

イントロから沈み込んで行きそうな雰囲気のサウンドが印象的な1曲。

そして、沈み込むような曲調に穏やかに溶け込むボーカルのメロディ。
もう、深く、深く、眠りたいのかとすら思えてきます。

“空中分解さ 四角い構想 うるさい無音と 耐え難い show
長時間を経て 果てた 精一杯 許されるなら 凍りたい”
―「capsule」歌詞(作詞:マオ)より引用―

ここでいう四角い構想って多分パソコンの事だと思います。

パソコンから飛び込んでくるネット上の色んな言葉は、音としては静かだけれど、とても耐え難いのでしょう。

最初は反論なんかもしてみたけれど、長時間反論し続けて、疲れてしまったのではないでしょうか。
もう静かにするから許してくれと懇願しても、誰も許そうとはしないのだと思います。

“清く美しくな部分から 一つ残さず 隠ぺいで
切り刻んで 手軽にpackage 切り刻んで 見事にpackage
日常、経由、発信 オチャノアイダをすり抜けた
後に誤報の 伝言gameで開花

笑顔で刺す 毒牙 逃げ道 網羅”
―「capsule」歌詞(作詞:マオ)より引用―

曲に飲み込まれふんわりと沈み込む気分でいると、「美しくな部分」「日常、経由、発信」の所で急にしっかりとギターサウンドが鳴り響くので、何だか叩き起された気分になります。

ネット上には色んな言葉が転がっていますが、それを発言する人ってきっと現実世界ではそういう事を言う人物ではないのでしょう。

そういう人が、発言の一部だけを綺麗に、見事に切り取って、自分の考えている意図での発信とは全く違う意図のものでの発信へと変貌させてしまう。
そしてそれが広がっていく内に話に変に尾ひれがついたりしてしまって、全く身に覚えのない発言が自身の発言として拡散されてしまったり、それが原因で傷ついたりしてしまうのです。

「笑顔で刺す~」からは曲調はガッツリ激しくなっています。
笑顔で毒牙を刺す人は、いざとなれば発言を消したり、SNSだとアカウントそのものを消してしまったりする事をして「逃げ道 網羅」としているのだと思います。

“ひどい 怖い 痛い 辛い やめて もう届かない
救いの手 唯一 僕の左手”
―「capsule」歌詞(作詞:マオ)より引用―

いつの間にか激しくてノリの良いロックサウンドの曲となっています。
畳み掛けるようなテンポが、主人公が如何に追い詰められたかを物語っています。

サビ前までは所謂ステージを降りた状態の、素の自分で、サビ前の激しくなる辺りからはステージ上にいる自分、という風に場面が分かれているのかもしれません。
右手は歌う為のマイクを持って。左手は目の前にいる「君」=「ファン」に伸ばして。

“終わらない 時代に請う 無駄なsign 諦め
だから君だけは 染まることなく”
―「capsule」歌詞(作詞:マオ)より引用―

ネットの声にどれだけ「もうやめて!」と叫んでも届かないので、やめて欲しいと発信する事も無くなってしまったけれど、この左手を伸ばした先にいるファンの人だけは、そういった悪意に染まる事無くいて欲しい、そして自分を救って欲しいと、投げかけているように私には聞こえました。

誹謗中傷で辛い気持ちをわかって貰えない時に聴くと、共感出来たりする所もあるのではないでしょうか。

リンク

シド capsule 歌詞-J-Lyric.net

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