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桜雨収録CD紹介
・ミニアルバム「VIRGIN」収録
・ベストアルバム「MIXTAPE」収録
桜雨感想
“桜雨の中で ぼくらふたりぼっち 脆くて儚い夢を見る
移り気な心も 君だけが何故 離せない 二人の恋路は宵の口”
―「桜雨」歌詞(作詞:武瑠)より引用―
美しいピアノのメロディーをバックに、囁くようなボーカルがとても美しいです。
もう既にこの歌詞から、二人がお互いに好きあっていて、しかも周りを気にしないくらいお互いに愛し合っている事が伝わります。それでもまだ宵の口、始まったばかりというのですから、これから更に愛を深めていくのでしょう。
移り気な心とありますから、男性の方は恐らく浮気症だったのかもしれませんが……それでも、本気で好きになれる人をようやく見つける事が出来た、という事なのでしょう。
“ひらひら舞う桜の下 心寄せ歩く
冗談みたいな夢 語り合ったね目の前で起こるすべて まるで奇跡みたい
まばたきも 息するのも 忘れそう”―「桜雨」歌詞(作詞:武瑠)より引用―
出会って恋をし始めた頃は、全てが新鮮で、純粋な気持ちだったのだと思います。
お互いに出会えた事自体が奇跡のようで、だからこそパートナーといる空間も、パートナーと経験する出来事も、奇跡のように綺麗なものに映るのでしょう。
“桜雨の中で ぼくらふたりぼっち 一秒も惜しく求め合う
また夜が明ければ 夢から覚めてしまいそうで 愛しても 愛したりなくて”
―「桜雨」歌詞(作詞:武瑠)より引用―
冒頭のサビメロに戻っていきますが、バンドサウンドも加わり、メロディの美しさも相まって、桜吹雪が吹いているような光景が目に浮かびます。
恐らく、男性は自分が浮気症だから、いくら相手の事が好きでいても、いずれ誰かに浮気されるのでは?捨てられるのでは?という不安が拭いされていないように思います。
だからこそ浮気されないように沢山愛しようと思っても、本気の愛し方がわからない。だから、目が覚めたらもう隣にいないのではないかという不安を感じてしまう。
純粋な恋愛に不純物が混ざってしまったが故の不安定感が切なさ・美しさとなってこの曲で表現されているのではないかと思います。
不倫してしまった人がこの曲を聴いたら、もしかしたらとても共感できる1曲になるのかも知れませんね。
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