試聴
音楽依存性生活収録CD紹介
・アルバム「一生同好会します」収録
音楽依存性生活感想
ミドルテンポのドラムから、よくわからないけれど何だかカッコ良い英語のような気がする(気がするだけで本当は英語ではないかもしれません)女性の声が聴こえて来て、まるで何かの洋楽が始まりそうなイントロです。
“あー朝の起きたくなさ 満員電車の乗りたくなさ
雨も降ればなおさら憂鬱さ 思うほど増す足取りの重さ
人間関係の窮屈さ 顔色伺う煩わしさ
逃げること許されぬ世知辛さ 耐え忍ぶのさ それが世の中だとさ”
―「音楽依存症生活」歌詞(作詞:大澤敦史)より引用―
前半はシンプルに、後半はライブでジャンプするのが似合うような楽しいノリのAメロ。
「さ」だけで強引に韻を踏みながら、日々働く人々の辛い気持ちを代弁しています。
“あーでも帰りたい もう帰りたい そして寝たい
休んで遊んで旅行に行きたい のんべんだらりと暮らしたい”
―「音楽依存症生活」歌詞(作詞:大澤敦史)より引用―
今度は頭を激しくいやいやと振りたくなるようなリズムで、本音を叫びます。
本当は耐えたくない、遊びたい、のんびりしたい!
やっぱりそれが本心の欲望ですよね。
“それでも社会は厳しいようで 逃げてちゃいけないそうなので
それぞれ心に受けたダメージの 回復手段を探してる
その点俺達音楽馬鹿の やり方はおよそシンプルで
イヤホンつけて ボリューム上げて 再生ボタンを押すだけで”
―「音楽依存症生活」歌詞(作詞:大澤敦史)より引用―
ここでは何だか少し、スポットライトが当たっているような印象を受けます。
コード音をシンプルに鳴らしながら、スポットライトに当たって、女性ボーカルが1人独白しているかのような前半部分と、コードを刻む後半部分の男性ボーカル。
少し対照的な感じになっているのは、歌詞の内容を踏まえて意図的にしているのでしょうか。
日常の仕事のストレスを解消する為、多くの人は買い物をしたり愚痴を言い合ったり美味しいものを食べたりと、色々な方法を模索しています。
その点、音楽好きは少し準備をしてボタンを1つ押すだけで。
“Start Up Music 音楽に魅入られた俺達は
耳の穴から注いだ何かを どういうワケだか力に変えてる
No Music No Life 音楽依存症の俺達は
今日も不快にまみれた世界を テンションだけで切り抜ける
テンションだけで乗り切れる”
―「音楽依存症生活」歌詞(作詞:大澤敦史)より引用―
音楽大好きな人達だったら共感しかないサビだと個人的には思います。
イヤホンやヘッドホンから放たれ、耳の穴に注がれるそれ=音楽、味気なく言ってしまえばただの音を、本当に力に変えてしまうんですよね。
ノリの良い音楽を聴いた日には本当に体の底から力が湧き上がって来るようで、そうして高まったテンションだけで一日を乗り切っています。
今日も、明日も、明後日も音楽にお世話になる気は十分にあります。
皆様も是非この曲の他にも色々な音楽に触れてみて下さい。いつか、この楽曲に物凄く共感出来る日が来ると思います。
リンク


コメント