オカルトプロポーズ/ヴィドール~レビュー165曲目~

~オカルトプロポーズ収録CD紹介~

・1枚目のシングル「オカルトプロポーズ」収録

・ミニアルバム「昔壊カシ人形集〜其ノ壱〜」収録
・アルバム「Proposal〜卒業告白〜」収録



~オカルトプロポーズ感想~

この曲は楽曲というよりも、そのPVの方が話題に上がっている印象を受けます。

明らかに近所の公園で頑張って世界観を表現したと思われるクオリティが、一部の方の間で高い評価を受けているようです。

公式にアップロードされてはいないのでここで紹介する事は出来ませんが、Youtubeで検索をすればPVを見る事が出来ますので、是非見てみて下さい。よく目を凝らせば、奥に見えてはいけない自動車が……

楽曲自体はキャッチーで聴きやすく、しかし要所で少し不安を感じるメロディーで奏でられており、まさにバンドコンセプトの「オカルトロマンス」を表現するのには最適だと思います。

“「貴方を永遠に呪うわ」
鏡になぐり書かれた血文字
バスー面の赤い涙 動脈をなぞった彫刻スカルプチャー
―「オカルトプロポーズ」歌詞より引用―

独特な世界観の歌詞が繰り広げられています。
「永遠に呪う」と血文字で語っている人物は、オカルトプロポーズというタイトルから考えると、幽霊で間違いないでしょう。
浴槽の中(いくら何でも乗り物のバスは無いと思います、流石に)に溜まる程の量の赤い涙を流す、動脈をなぞって彫られているのは、描かれてはいませんが人型の彫刻なんかを想像してみると、より世界観にあった光景を想像出来る気がします。

“5年間の軌跡 呆気なく 脆く 儚くて
無慈悲に裏切った僕を偽り笑いで振り切った君
互いに罵りあい シネマになんかならない”
―「オカルトプロポーズ」歌詞より引用―

5年程の月日をかけて、付き合い、築き上げてきた絆も信頼も、たった1度の裏切りで呆気なく崩れ去って行く。
恐らくは、「君」の信頼を裏切ってしまった「僕」の責により喧嘩が始まり、別れ話へ発展していくのでしょう。

その様子は例えば恋愛映画に出来るような綺麗なものではなかったという事です。

“アンハッピーエンディング これで終わりにしよう
「サヨナラ」”
―「オカルトプロポーズ」歌詞より引用―

そして別れを告げる訳なのですが、普通に別れたのではオカルトになる要素は全くありません。
主人公は一体何をしたのか、どういう意味での「サヨナラ」をしたのか。オカルト要素を考えると……?

“誓いの指輪は音を消してすり抜けて
甲高く音を立てて弾んだ…
残…白き指輪の後次第に鮮血あかく染まり
僕は何故微笑んだ?”
―「オカルトプロポーズ」歌詞より引用―

僕と君とは婚約指輪まで交わす仲だったようです。或いは、実は既に結婚していたのでしょうか。
その指輪が指からすり抜けて落ちるという事は、主人公からは好意の気持ちが無くなってしまった事を表現しているのではないかと思います。
すり抜けた指輪が鮮血で染まるのは、主人公が君に何をしたのか、考える上でヒントになる表現ではないでしょうか。
そして、その瞬間微笑んだ時の気持ち。
主人公は自分で自分の気持ちがわからずに戸惑ってしまいます。
そして、被害者の「君」は好意を呪い、殺意に変えて主人公につき纏っているのかも知れません。



~リンク~

オカルトプロポーズ(Proposal~卒業告白~収録)/ヴィドールの歌詞|ROCK LYRIC

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