WEEK END/X JAPAN~レビュー89曲目~

~WEEK END収録CD紹介~

・5枚目のシングル「WEEK END」収録

・2枚目のアルバム「BLUE BLOOD」収録

・ベストアルバム「X SINGLES」収録

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~WEEK END感想~

ミステリアスでややおどろおどろしい雰囲気すら感じるイントロのサウンドにダークで疾走感溢れるバンドサウンドが絡まり、何かに追われるかのような焦燥感を掻き立てる一曲です。

WEEK ENDは「週末」という意味ですが、この曲は「終末」という意味ともかけています。

“I hear a knock on the door
激しくせまる
失いかけた意識のなかで
おまえがささやく”
―「WEEK END」歌詞より引用―

歌い出しで、主人公が何かに激しく追い詰められている描写があります。

そんな中でささやく「おまえ」とは一体誰なのでしょうか?

“手首を流れる血を おまえの体に
絡みつけると一瞬のうちに更みがえる
記憶に視界を
閉ざされ 笑いながら逃げてゆく
おまえの姿を
見つめる 傷ついた俺が立ってる”
―「WEEK END」歌詞より引用―

手首の内側に流れている血の事を果たしてこう表現するだろうか?という事を考えると、主人公が今何をしているのか想像が出来る方も多いのではないでしょうか。

恐らく、血が流れているのは手首の内側では無く外側です。

外側を滴り落ちる血が「おまえの体」に落ちた瞬間、「おまえ」との思い出が蘇り、目の前が見えなくなってしまいます。

きっと主人公は「おまえ」の事が大切で、多くの思い出を持っていたのではないでしょうか?

“鏡を見つめながら ふるえる体に
流れはじめた透き通る血を
青白いおまえの心に
絡ませ 幻覚に消えて行く最後の涙を
拾い集めて 血の海にまどろむ”
―「WEEK END」歌詞より引用―

ふるえる体に流れ始めた透き通る血、という表現は、血を失い空っぽになってしまった部分の事ではないかと私は考えています。

「おまえ」は既に青白くなっているようなので、「おまえ」からはもう血は流れていないのでしょう。

自らも血を失い、意識が消えてゆく最期の瞬間、「おまえ」の心に思いを馳せる、そんな終末を迎える儚さが描かれているのではないかと思います。

そんな世界観がストリングスなども使用され描かれていますので、私は少し危うい美しさを感じています。

~合わせて聴きたい楽曲レビュー~

この曲から数年後を舞台にしている曲です。

Rusty Nail/X JAPAN~レビュー77曲目~

~WEEK ENDリンク~

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